シンガポール川沿いにあるレストランで食事をする人々

漁村「テマセク」として始まってから大英帝国の貿易港としての役割を担うまで、「ライオンシティ」シンガポールの歴史とシンガポール川は密接に関わり合ってきました。

近代シンガポールの創設者であるスタンフォード・ラッフルズ卿が初めてシンガポール島に上陸したのも、都市名の由来となった神秘的なライオンをサン・ニラ・ウタマ王子が目撃したのも、この川の河口でした。

シンガポール川のスカイラインの空撮写真

画像 Edward Tian

植民地時代になると、シンガポール川は商業の中心地として繁栄しました。埃っぽい土手では荷役労働者たちが汗水垂らして働き、3つの埠頭には数多くの船が係留されていました。

現在では、シンガポール川は愛されるナイトライフ地区であるとともに、観光客のホットスポットにもなっています。活気あふれるバーや多彩な飲食店、アイコニックなクラブが、ロバートソン・キーからボート・キー、クラーク・キーにかけて軒を連ねています。

夜のリズム

バー巡りが好きな旅行者、カクテル愛好家、そして地元のパーティー好きから大いに愛されているこの地区には、数多くの活気あふれるバーやパブ、クラブが軒を連ねています。

ライブミュージックバークレイジー・エレファントのステージで盛り上がったり、ザ・パンプ・ルームでレトロな曲に合わせて踊り明かしたり、レベル・アップで子供の頃を思い出したりしてみましょう。ネオンをテーマにした装飾が特徴的なレベル・アップは、アーケードゲームの黄金時代へのオマージュが込められたコンセプトバーです。

ワールドクラスのクラブを体験したい方は、ズークに行ってみましょう。数多くの受賞歴を誇るこの伝説的なナイトクラブはこの地に30年近くあり、国際的に名を知られたDJたちを多数迎えてきました。

アンダーグラウンドなビートや実験的な曲が好きな方には、ヘッドクォーターズがおすすめです。また、音楽とお笑いを両方楽しみたい方は、キャンバスに行ってみましょう。ここでは、多彩な演奏に加えてライブコメディも定期的に開催されています。

リバーサイドのレストランやグローバルなダイニングスポット

食体験の幅を広げたい方は、シンガポール川沿いを散策してみましょう。ここでは、世界中の味を楽しむことができます。

トンカン・リバーボート・ダイニングを訪れて、19世紀のシンガポールにタイムスリップしてみましょう。シンガポールに現存する最後のトンカン(木製の小型貿易船)を利用したこの体験型レストランは、西洋料理を専門としています。

川沿いには他にも、日本の多彩な小料理が自慢のトモ・イザカヤや、1940年代の飛行機をテーマにしたウィングス・バーなどのダイニングがあります。

クラーク・キーやボート・キーより静かではあるものの、ゆったりとした雰囲気が魅力的なロバートソン・キーには、舌の肥えたグルマンも満足する素晴らしいダイニングスポットが並んでいます。カジュアルなメキシコ料理店スーパー・ロコでタコスをほおばったり、春秋居酒屋で炭焼きを堪能したり、ジュ・シン・ジュンで韓国式焼肉を楽しんだりしましょう。