シンガポールを訪れて才能あふれるシンガポール人たちと出会い、彼らと交流すれば、あなたの情熱にも火がついて、自分の夢を実現させることができるかも。
シンガポールの原動力は情熱と誇りです。シンガポールのいたるところで、地元の人々の手によって、工芸や食、芸術、デザイン、農業、建築などにまつわる素晴らしい体験が日々生み出されています。それらすべてに共通しているのは、「情熱」というキーワードです。彼らと同じように、あなたもこの街で、自分の好きなことを心ゆくまで追究してみませんか?美食好きのあなたも、観光好きのあなたも、買い物好きのあなたも、社交好きのあなたも、アウトドア好きのあなたも、あるいはまた文化体験好きのあなたも。
シンガポールのスピリット
シンガポールの歴史は、試練と苦難、そしてそれを乗り越えた勝利の歴史です。ほんの50年足らずの間に、シンガポールは植民地からユニークなアイデンティティを持つ都市国家へと変貌を遂げました。この発展を支えたのが、ひとつところにとどまることなく前進を続けようとするスピリットです。そして、そうしたスピリットこそが、現在のコスモポリタンな大都市シンガポールの姿、その驚異的な建築や緑豊かな公園、優れた歴史遺産、世界トップクラスのアトラクション、そして素晴らしい食文化を生み出す原動力となってきたのです。
情熱を刺激する場所

シンガポールには、情熱をかき立て、刺激するようなスポットが数多くあります。ナショナル・ギャラリー・シンガポールは、東南アジアアートの公的コレクションとしては世界最大規模を誇り、文化体験好きの人々にとっては見所満載のミュージアムです。ナショナル・ギャラリーは美食に情熱を傾ける人々にとっても見逃せない場所です。例えば、バルコニーにあるバーでシェイカーを振るバーテンダーのユグネス・スセラ(Yugnes Susela)は、シビック・ディストリクトの素晴らしい風景を眺めながら至高のカクテルづくりに余念がありません。
シンガポールは別名「ガーデン・シティ」としても知られています。シンガポール島の面積の3分の1近くが緑の自然に覆われているということを考えると、それも当然のことと言えるでしょう。美しい自然保護区や熱帯雨林は、多くの人々を惹きつけています。シンガポールにはこのように、情熱を強く刺激する場所がたくさんあります。しかし、シンガポールという都市全体に鮮やかな色彩の輝きをもたらしているのは、ここに住む人々に他なりません。
パッションアンバサダー
多民族都市国家であるシンガポールの多様性豊かなコミュニティには、ユグネジやタン・ウェイティアンの他にも、燃えるような情熱をもって活動している人々が数多く存在します。そうした人々の情熱が、シンガポールのいきいきとした鼓動の原動力となっているのです。ユグネジと同じように、シンガポールという都市からインスピレーションを受けて、自分の夢を形にしている人々がたくさんいます。私たちは、そうした人々のことを「パッションアンバサダー」と呼んでいます。

マルコム・リー(Malcolm Lee)は世界的に有名なシェフです。食の世界に新たな可能性を切り拓いてきました。マルコムがつくる料理は、子供時代に彼の祖母がつくってくれた家庭料理をベースにしています。マルコムが経営するレストラン「キャンドルナット(Candlenut)」は、プラナカン料理のレストランとして唯一、ミシュランの星を獲得しています。コレクターでもあるマーク・オン(Mark Ong)は、スケートボードや靴に絵を描くことが好きだった子供時代の情熱をそのままに、SBTGというアーティスト名でシューズデザイナーとしても活動しています。コービー・ブライアントやマイク・シノダといったセレブたちのために前衛的なスニーカーをカスタムメイドしています。クリエイティブということでは、ジャハン・ロー(Jahan Loh)を忘れるわけにはいきません。ジャハンは現代のポップアーティストとして、シンガポールの文化を牽引する存在です。
情熱を追い求めるうえで、年齢は関係ありません。カイラ・ポー(Kyra Poh)はまだわずか14歳ですが、インドア・スカイダイビングの大会「ウィンド・ゲームス」の世界では世界最速のフライヤーとしてすでに名を知られた存在です。またネイサン・ハルトノ(Nathan Hartono)の美しい歌声は、シンガポール国内はもちろん、広く海外にも響きわたっています。26歳という若さながら、さまざまな歌唱コンテストで優勝した経歴を持っています。
情熱を形に

上の動画でご覧いただけるように、パッションアンバサダーは、豊かな才能を開花させて文化をリードし、夢を形にしながら大活躍しているシンガポール人のほんの一例にすぎません。ナビラ・ラザク(Nabilah Razak)は会社勤めのかたわら、ムエタイのファイターとしても活躍しています。ファンディ・アマド(Fandi Ahmad)はシンガポール史上最高のサッカー選手として知られていますが、現在はその経験を生かして若い選手たちの指導にあたっています。
スポーツだけでなく、音楽やデザインを通じて自己表現に取り組んでいる人もたくさんいます。スペースディズ(Spacedays)はサイケデリックなグルーブを特徴とする5人組のバンドです。彼らの人気は、シンガポールでもサイケデリックロックがひとつのジャンルとして定着する可能性があることを示しています。ファンニー・チュア(Fannie Chua)は新進気鋭のファッションデザイナーです。デビッドズ・ドーター(David's Daughter)というブランドを自ら立ち上げ、レディースファッションのアイテムを生み出しています。ホープ・テクニック(HOPE Technik)のCEO、ピーター・ホー(Peter Ho)のような人々のことも忘れるわけにはいきません。ピーターがもたらした技術革新は、社会や人類全体のための技術革新です。それは、私たちの生活をより良くしていくためのテクノロジーなのです。
シンガポールでは、いたるところに情熱があふれています。ストリートでは若いダンサーたちがテクニックを競い合っています。雷雨の中、アマチュア写真家たちがベストショットをものにしようとシャッターチャンスを待ち構えています。自転車にLEDライトを装着して街を疾走する高齢者もいます。シンガポールにはこんな人たちがいっぱいいます。彼らが「パッション・メイド・ポッシブル」を体現し、表現しているのです。あなたも彼らに会いに来てみませんか?そして、あなた自身の情熱や誇りを刺激してみませんか?

