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100年の歴史をもつ寺院、にぎやかなホーカーセンター、緑豊かな空間に恵まれたシンガポール。その多彩な魅力が、シンガポールを訪れる旅行者をきっととりこにすることでしょう。同じように多様性に満ちているのが、シンガポールで開催される様々なイベント。シンガポールの人々の情熱に触れ、楽しみ、表現する機会がたくさんあります。

華やかなスピードの祭典グランプリ・シーズン・シンガポールから、食の世界を堪能できるシンガポール・フード・フェスティバルまで、シンガポールを訪れる10の理由をご紹介します。

1) 世界一流の食にうっとりする
キャンドルナットの多彩なプラナカン料理

世界を代表する大都市として知られるシンガポールは、万人の味覚を楽しませる美食都市。

シンガポールには、44店に及ぶミシュランの星付きレストランが集まっており、レザミオデットなど、3つ星を戴くレストランも名を連ねています。オーストラリアスタイルのバーベキューをたっぷり味わえるのがバーント・エンズ。プラナカン*料理の複雑な味を体験するならキャンドルナットがおすすめです。リァオ・ファン香港醤油鶏飯麺では、世界一手頃なミシュラン星付き料理を大いに満喫できます。

劣らず印象的なのが、シンガポールならではの屋台料理文化です。ホーカーセンターでは、チキンライスからフィッシュヘッド・カレーやロジャ、サテーまで、広く中国系、マレー系、インド系の伝統料理を堪能することができます。

多数の飲食店が、現在、厳しい衛生基準を満たしている証しである「SGクリーン」品質マークを掲示しています。

*「プラナカン」はインドネシア/マレー語で「地元生まれ」を意味する言葉で、一般的には中国系とマレー/インドネシア系の婚姻による子孫のことを指します。


2) フード・フェスティバルで新しい味を堪能する
シンガポール・カクテル・フェスティバルでドリンクを作っているバーテンダー

シンガポール人は間違いなく食べることが大好き。訪れる人も、にぎやかなイベントやお祭りの数々で、ぜひシンガポール人の料理やドリンクへの愛情を分かち合いましょう。

シンガポール・フード・フェスティバルの主役は「コピ」(伝統的なローカルコーヒー)、「サテー」(肉の串焼き)、チリクラブなどのローカルフード。お酒が大好きな人々が、職人技が光るリキュール、カクテルづくりや文化への理解を深めるのがシンガポール・カクテル・フェスティバルです。


3) どこでも出会える感動アートを楽しむ
ティオン・バルのセン・ポー・レーンにある壁画「鳥のさえずりコーナー」のそばでおしゃべりをする二人の男性

シンガポールは、ワールドクラスの博物館、アートギャラリー、イベントやお祭りが多彩に揃うだけでなく、思いがけないところで芸術が存在感を放っている街でもあります。

シンガポール国立博物館のグランドホールを見学し、優れた劇団の芝居やナショナル・ギャラリー・シンガポールで圧巻の東南アジアのアートコレクションを鑑賞すれば、シンガポール島の至るところに芸術が息づいていることを実感していただけることでしょう。

ストリートアートを堪能するなら、グラム・ギャラリーで。壁画ハンティングは島全域で楽しめます。エスプラネード - シアターズ・オン・ザ・ベイでは、美しい街並みの眺望を背に、屋外パフォーマンスを鑑賞できます。


4) 年1回の文化イベントでミューズを探す

シンガポールで毎年開催されている文化イベントでは、あらゆるタイプのアーティスト、役者、ライターが一堂に会して、アートをめぐる新しい視点や作品を紹介します。M1フリンジ・フェスティバルシンガポール・アート・ウィークシンガポール国際アートフェスティバルシンガポール・ライターズ・フェスティバルは、刺激に満ちたイベントのごく一端でしかありません。

太鼓を叩いて熱狂するドラゴン・ボート・フェスティバルのリバーレースからタイプサムの時期の信仰心、万華鏡のような色彩が魅力的なチンゲイ・パレードまで、シンガポールには伝統的な祭典や祭事もたくさんあります。

2021年シンガポール国際芸術祭をはじめ、全島の多数の芸術祭や芸術団体が、好奇心をくすぐる新しいデジタルやバーチャルの形式を取り入れ、地球上の至るところからアクセスできるようになっています。シンガポールの活気あるアート&カルチャーに触れてみたいなら、ぜひオンラインでチェックしてみてください。

シンガポール・アート・ウィーク期間中のライト・トゥ・ナイト・フェスティバル
チンゲイ・パレード・シンガポールの最後を飾るフィナーレ

5) 眠らない街で夜明けまでパーティを楽しむ
バー「ネイティブ」の、シャロンベイ・ラムを使ったスモーキーなカクテル

隠れ家的な酒場から地域で最もホットなクラブやバーまで、シンガポールのナイトライフは楽しむ場だけにとどまりません。アドベンチャーへの入口なのです。

「2021年アジアのベストバー50」リストにシンガポールのバー12店がランクイン。第2位を飾っているのはジガー&ポニーです。ほかに、1920年代風のマンハッタン、秘密のオアシス28香港ストリート、地元で調達した食材やスピリッツでつくるカクテルを味わえるネイティブなどが選ばれています。

踊りたい気分のときは、人気店ズークのような活気あふれるシンガポールのナイトクラブへ。この地元ナイトライフシーンの中心地は、今ではスピンクラスや夜の映画上映などもラインナップの一つとして行われています。


6) 大興奮の音楽フェスティバルを満喫する
ネオン・ライツ・ミュージック・フェスティバルの音楽ファンたち

シンガポールの音楽とダンスの年間イベントカレンダーは、ぎっしり埋まっています。ロックンロールファンも、ジャズの大ファンも、レイブパーティに夢中の人も、ハイになって楽しめること請け合いです。

シンガポール・インターナショナル・ピアノ・フェスティバルのような心揺さぶられるコンサートや、地元ミュージシャンが登場するロックステージベイビーツなど、音楽ファンやダンス好きなら酔いしれて盛り上がることうけあいです。

2021年のイベントラインナップをまとめて見るなら、エスプラネード - シアターズ・オン・ザ・ベイビクトリア・シアター&コンサート・ホールといった人気の高いパフォーマンス会場のカレンダーを忘れずにチェックしましょう。


7) 心身の限界を超越する
AJハケット・セントーサで飛び降りる人の後ろ姿

怖いもの知らずもスリルを求める人も自分の限界を超えられるのが、アドレナリンを刺激する多彩なアクティビティ。

ユニバーサル・スタジオ・シンガポールでは、映画をテーマにしたスリリングな乗り物を楽しめます。バンジージャンプで高所恐怖症を克服できるのがAJハケット・セントーサシンガポール・ウェーブ・パークでは、自分の敏捷性を試してみましょう。

忍耐力を鍛えて新しい高みを目指すなら、クライム・セントラル・シンガポールがおすすめです。シンガポール・スポーツ・ハブでは、これまでにないダイナミックなワークアウトと出会えます。トランポリンパークで家族や仲間と集まるのもおすすめです。そう、選択肢はまさに無限です。


8) 手に汗握るスポーツイベントで、観客と歓声を上げる
インターナショナル・チャンピオンズ・カップ・シンガポールで応援するサッカーファン

競技スポーツは、優れた身体能力だけでなく、意志や規律、不屈の精神までもがにじみ出ます。獅子の街シンガポールでは、毎年、興奮に満ちたスポーツを幅広く主催し、世界中のアスリートたちにスポットライトを当てています。

毎年、グランプリ・シーズン・シンガポールでは、都心の至るところにエンジン音が鳴り響きます。スタジアムにスポーツファンの声が轟くのが、HSBCシンガポール・ラグビー・セブンズやインターナショナル・チャンピオンズ・カップなどの毎年開催されるチャンピオンシップです。


9) ファッションで個性を主張する
デザイン・オーチャード・シンガポールの店で化粧品を見て過ごす3人の女性

世界を代表する大都市、シンガポールの伝統は、世界のブランドや職人技が光るローカルなグッズの中に今なお息づいています。

オーチャード・ロードマリーナ・ベイ・サンズのショッピング天国、カトン/ジョー・チャットティオン・バルにある流行最先端のブティックなど、ファッション好きがショッピングを楽しみ、自分らしさを表現するチャンスが尽きることはありません。

このところ、新しいショッピングモールがシンガポール島の至るところにたくさんオープンしました。たとえば、威風堂々の外観を誇るジュエル・チャンギ、未来的な魅力を持つリテールハブのフナンデザイン・オーチャードには、シンガポールのすばらしい職人たちが手がけた商品が揃っています。

お買い得品もお祭り気分も楽しめる、年に一度のフェスティバルにもご注目ください。お楽しみは、訪れる時期次第。中国正月期間には、昔ながらの中国のお菓子が手に入ります。大切な方への大切な贈り物を選ぶなら、おすすめはクリスマス・オン・ア・グレート・ストリートです。


10) 穴場スポットや新しい地平を発見する
シンガポール植物園の有名な小屋をワイドショットで撮影

新旧の魅力が絡み合うシンガポール。摩天楼の影のすぐ下に古い寺院が佇み、にぎやかな通りに緑豊かな保護区が点在しています。

ティオン・バル、カトン/ジョー・チャット、カンポン・グラムなどの地区には、伝統とモダンが融合した魅力が詰まっています。散策すれば、チャーミングな団地や趣のあるブティック、大胆なストリートアート作品を発見できることでしょう。

マリーナ・ベイ・サンズは、未来的なデザインが魅力。シンガポール植物園では植物の世界に触れましょう。ナイト・サファリで出会える夜行性の動物を相手に、自然の魅力を体験しませんか。

脇道にそれて新たな地平を体験したいなら、海に出かけましょう。コーニー島クス島ウビン島などの離島がもつ緑の美しさに触れることができます。