ほとんどの時間を家で過ごすようになった今、料理を覚え、クッキングをすることはもはや必要不可欠です。ミシュランの星付きレストランからホーカーセンター、個性的な食堂などのほっぺたが落ちるほど美味しい料理の数々を体験するのは、もう少しの間我慢が必要ですが、それまでの間にまずご自分のキッチンで実際に作ってみるのはいかがでしょう。

シンガポール料理を代表するチリクラブも多くの人に愛されているチキンライスなども、作り方の実演やレシピがオンラインでたくさん公開されています。

出来映え(そして味も)はどうであれ、クッキング体験を楽しんで、シンガポール料理を自分なりにアレンジしてみてください。地元のシェフや美食好きがご紹介する人気の高いシンガポール料理の作り方の動画レシピを一覧にまとめました。さあ、お鍋やフライパンを取り出し、材料を放り込んで、たくさんの料理を作ってみましょう。

チキンライス

では手始めに、みんなが大好きな海南チキンライスの作り方を見てみましょう。チキンライスには多種多彩なバリエーションがありますが、海南バージョンは、茹でた鶏肉、チキンストックで炊いた米、チリソースからなる一品です。この料理の特徴は、ディップ用のチリソースやご飯にも使われるショウガとパンダンの葉を入れた鶏がらスープです。

シンガポールのクッキングチャンネル『MeatMen』をご覧ください。美味しい料理に情熱を抱く実直なシェフたちが、手間のかからない料理の作り方を教えてくれます。好奇心が強い方は、こちらからチキンライスボールや、残った鶏脂で作るチキンライスに添えるチリソースにも挑戦してみてください。

この料理を1時間程度で作る上での注意点は、鶏がらスープ、パンダンの葉、ライム汁、キュウリ、パクチー、ショウガ、ごま油、米など、たくさんの材料が必要なこと。食料棚に材料が揃っているかきちんと確認しましょう。

MEATMENのYouTubeチャンネルyoutube.com/themeatmensg、またはウェブサイトhttps://www.themeatmen.sg/chicken-riceをご覧ください


ラクサ

雨の多い地域にお住まいなら、温かいスープが体に染み渡るこのスパイシーなスープ麺は、家の中でほっこり食べるのにぴったりの料理です。

そのスープ麺は、カトン地域に住むプラナカン*の影響を受けた自家製のカトン「ラクサ」のことです。ココナッツミルクや干しエビで味付けした、燃える夕陽のような赤々としたスパイシーなスープに、ザルガイや大エビ、かまぼこなどのトッピングが乗っています。

シンガポール人カップルのオンラインチャンネル『Spice N’ Pans』をこちらから観てみましょう。共同創設者のロナルド・リムがスパイスペーストの炒め方から香り高いエビだしの作り方まで紹介しています。工程がたくさんありますので、時間を取って、14分の動画を最後までしっかりと観てください。

『Spice N’ Pans』のYouTubeチャンネルyoutube.com/spicenpans、または、ウェブサイトhttps://www.spicenpans.com/singapore-laksaをご覧ください

*「プラナカン」はインドネシア/マレー語で「地元生まれ」を意味する言葉で、一般的には中国系とマレー/インドネシア系の婚姻による子孫のことを指します。


ナシレマ

ヘルシーな料理を作りたいなら、「ナシレマ」をどうぞ。ナシレマは現地のマレー語の言葉で、英語に直訳すると「リッチライス」を指します。しかし、ここでいう「リッチ」というのは富のことではなく、ほっぺたが落ちるほど美味しい味の秘訣であるココナッツクリームの、豊かな風味のことを指しています。

様々な旨味の絶妙のバランスを楽しむこのお料理は、ココナッツミルクとパンダンリーフで炊き上げたライスに、カリッと揚げた魚または鶏手羽先の唐揚げ、「オタ」(フィッシュペーストのグリル)、「イカンビリス」(シンガポール風アンチョビ)、ローストピーナッツ、タマゴ、キュウリのスライス、「サンバル」(スパイシーなチリペースト)を合わせていただきます。

材料を見ただけでもすでにご馳走のようなこの料理は、作るのに50分から1時間ほどの時間と労力が必要です。

『Spice N’ Pans』のレシピは3部構成になっています。最初の動画では、レモングラスを材料に加えた、より香り高いココナツライスの作り方を紹介しています。次の動画では「サンバル」の作り方、最後の動画ではナシレマに添えるソルテッドエッグヨークフライドチキンの秘伝のレシピを紹介しています。

Spice N’ PansのYouTubeチャンネルwww.youtube.com/spicenpansを観る


ロジャ

ロジャ」とはマレーの話し言葉で「いろいろなものを混ぜる」という意味。その名のとおり、ロジャには様々な素材が使われています。その素材はシンガポールの文化の多彩さを反映するもので、それぞれが独特な風味を持つ全く異なる素材を絶妙な味のハーモニーにまとめ上げています。

一般的には、野菜やフルーツ、小麦粉で作った生地を揚げたものにブラックソースをからめたものを組み合わせたシンガポール風ミックスサラダで、砕いたピーナッツと細かく刻んだ風味豊かなショウガの花を添えてピリ辛に仕上げます。

料理があまり得意でないという方には、「ロジャ」がおすすめ。このシンプルな料理は15分ほどでできます。『Meatmen』で紹介する中国「ロジャ」は出来上がりまで約10ステップ。ここでアドバイス。油條(中国揚げパン)をカリッと仕上げたいならオーブンで少し長めに焼いてください。

『MEATMEN』のYouTubeチャンネルyoutube.com/themeatmensg、またはウェブサイトhttps://www.themeatmen.sg/rojakをご覧ください


カヤトースト

シンガポール人がほっこりする食べ物であり軽食として有名なおなじみの「カヤ」トースト。一般的には焼き上げられた食パンに冷えたバターと「カヤ」(ココナッツと卵の伝統的なジャム)をたっぷり塗ってはさんだものです。

カヤトーストは時間を問わず食べるものですが、たいていの地元っ子は、半熟卵、コーヒーか紅茶と一緒に、朝食の時に食べます。この軽食の人気の秘訣は甘さをもたらす「カヤ」にあります。

このジャムの作り方をシンガポール人フードブロガーのYouTubeチャンネル『Dinched』で観てみましょう。こちらの3分の動画では「グラメラカ」(シンガポールや周辺地域でよく使われる椰子黒蜜)を使い、ジャムのシンプルな作り方を3ステップで紹介しています。

『Dinched』のYouTubeチャンネルwww.youtube.com/dinchedを観る


チリクラブ

最後にご紹介するのは、シンガポールで最も有名な料理の1つチリクラブです。ピリ辛の濃厚なソースが、新鮮な蟹のジューシーな甘みと絡み合い、絶妙な味のハーモニーを生み出します。チリという名前がついていますが、マイルドな辛さで、甘みとうまみがあると言われることが多い料理です。

チリクラブの作り方を教えてくれるのは、ジャンボ・シーフード・レストランの総料理長です。受賞歴のあるチリクラブで有名なこのレストランでは、オリジナルのチリクラブペーストをオンラインで購入することもできます。詳しい作り方の動画は北京語ですが、英語の字幕付きです。

調理時間は約30~45分です。材料は、乾燥唐辛子や卵、そしてもちろんカニなどをご用意ください。調理自体は簡単そうに見えますが、カニの下ごしらえが少し大変かもしれないという点だけは覚悟しておいてください。

『JUMBO Group』のYouTubeチャンネルwww.youtube.com/jumbogroupsingapore、またはウェブサイトhttp://www.jumboseafood.com.sgをご覧ください