陽光降り注ぐシンガポール島への皆様の再訪を待ち望みつつ、国内の人気文化施設の多くがすでに開館しており、再発見を楽しんでいただく準備は万端です。

歴史探訪を愛する方も、この国や地域の豊かな歴史を掘り下げたい方も、次回シンガポールを旅するまでの間、ここでご紹介する文化の宝庫を訪れる価値は間違いなくあります。

エピソード満載の各施設の内幕をご紹介しましょう。また、参加型のバーチャルイベントやオンラインアクティビティは食欲をそそって、次の旅ではいっそう充実した計画を立てられるようになるでしょう。

ナショナル・ギャラリー・シンガポール
ナショナル・ギャラリー・シンガポールのバーチャルツアー ナショナル・ギャラリー・シンガポールのスクリーンショット

シンガポールに集まるミュージアムやギャラリーでピカイチのナショナル・ギャラリー・シンガポールは、文化や歴史を愛する方々などには宝の山です。

シンガポールの旧シティホールと最高裁判所を利用しているギャラリーには、世界最大を誇るシンガポールと東南アジアの現代アートコレクションが所蔵されています。

次回のシンガポール旅行までにギャラリーのサービスについて知りたい方は、ギャラリーのFacebookページウェブサイトを忘れずにチェックしてください。

Facebookには、同館のキュレーターによる洞察に満ちた動画、現地ライターやアーティストとのコラボ展示、Facebookライブでのバーチャルツアーのストリーミング配信など、多彩なバーチャルイベントが掲載されています。

毎日アートな刺激を受けたいときは、同館ウェブサイトのギャラリー・エニイウェアセクションをぜひチェックしてみましょう。このオンラインイニシアチブでは、切れ味鋭いインタビュー、魅惑の動画、誰もが参加できるデジタル詩作プロジェクトなど、ありとあらゆるバーチャル体験を用意しています。

ナショナル・ギャラリー・シンガポール 1 St. Andrew’s Road, Singapore 178957 +65 6271 7000
毎日 午前10時~午後7時


アートサイエンス・ミュージアム™

世界に名だたる建築家モシェ・サフディが構想を手がけたアートサイエンス・ミュージアムの人目を引くラインと花に着想を得たデザインは、それ自体が創造性を刺激する作品です。

ホールに足を踏み入れると、技術と芸術性が交差する多種多様な展示や陳列が目に入ります。

人間拡張やサイボーグ、クローンの未来へ踏み出す『Human +(ヒューマン+)』や3Dアニメの技術と芸術的なニュアンスを掘り下げる『Disney: Magic of Animation(ディズニー:アニメーションの魔法)』などの展示会が、過去にここで開催されてきました。

この博物館のウェブサイトでは宇宙開発や、傑出した女性による、科学、技術、エンジニアリング、アート、数学の各分野の研究といったテーマを探るツアーの最新情報を常にお知らせしています。

映画製作者とのライブストリームインタビューから、気候変動専門家とのオンライン対話、優れたミュージシャンによるバーチャルパフォーマンスまでに至る多彩なバーチャルアクティビティの最新情報を入手するには、同館のFacebookページに「いいね!」してください。

アートサイエンス・ミュージアム 6 Bayfront Avenue, Singapore 018974 +65 6688 8888.
毎日 午前10時~午後7時


アジア文明博物館
アジア文明博物館 - 展示 シンガポール・ビエンナーレFacebookページの画像

シンガポール川のすぐ近くにあるアジア文明博物館は、アジアの豊かな歴史文化の探究が専門です。 

地域の貿易、宗教、文化の軌跡をたどる遺物や工芸品が山のように所蔵されています。「Tang Shipwreck(唐の沈没船)」の展示では、発見された財宝を見学できます。「Faith and Belief(信仰と信念)」ギャラリーでは、古代仏教徒やヒンズー教の修業について学ぶことが可能です。

この博物館が所蔵する工芸品の拡張現実(AR)の強化モデルを見たり、「Material and Designs(マテリアルとデザイン)」ギャラリーのバーチャルツアーに参加したりするには、この博物館のウェブサイトツアーセクションにアクセスしてください。

充実した最新情報やパフォーマンスのライブストリーミング配信に関しては、Facebookページもチェックしてください。これまでに、ヨンシーウトー音楽院の優秀なマエストロたちとのバーチャルコラボレーションなどが掲載されました。

アジア文明博物館 1 Empress Place, Singapore 179555 +65 6332 7798
月曜日~木曜日・土曜日・日曜日 午前10時~午後7時、金曜日 午前10時~午後9時


シンガポール国立博物館
アートサイエンス・ミュージアム - 日没時のシンガポール川 国立遺産局のスクリーンショット

シンガポール島の博物館と文化施設の大御所的存在であるシンガポール国立博物館は、長い間、文化を愛する人々や新しい知識を求める人々がよく訪れる場所でした。

シンガポール歴史ギャラリーとシンガポール・リビング・ギャラリーを利用しているこの博物館の常設展は、シンガポール国の過去を魅力的なストーリーで紹介しています。 

また、この博物館では、展示会もこれまでに多数開催しています。東南アジアの超自然信仰について発見できる「マジック・アンド・メナス(魔術と脅威)」と題した展示や、植民地時代のシンガポールを探る「An Old New World: From the East Indies to the Founding of Singapore(古くて新しい世界:東インドからシンガポール建国まで)」は、その例です。

洞察に満ちたキュレーションや豊富な知識を堪能するには、同館のFacebookページにアクセスしてください。昔のシンガポールがわかる工芸品や日用品を遊び心いっぱいに考察する動画「Zoom Into History(歴史にズームイン)」シリーズもぜひご視聴ください。

あるいは、同館のウェブサイトを訪問してデジタル展示アーカイブを見学するのもおすすめです。アーカイブには、東南アジアの医療に生き生きと目を輝かせる「The Restoration of Bodies(人体の回復)」や、「#NEVERBEFORESG」などのオンラインストリート写真展などがあります。

シンガポール国立博物館 93 Stamford Road, Singapore 178897 +65 6332 3659
毎日 午前10時~午後7時


シンガポール切手博物館
シンガポール切手博物館のバーチャル展示ツアー 国立遺産局のスクリーンショット

シンガポール国立博物館は再開発のため2021年まで休館中です。ぜひ、ウェブサイトに定期的にアクセスして、次回のシンガポール旅行時に博物館が再オープンしているかどうかチェックしてください。

私たちが生きる電子メールとインスタントメッセージアプリの時代に、切手は過ぎ去った時代の趣ある芸術品です。しかし、マスコミュニケーションの原型であるこうしたツールは、今なお、過去に対する興味深い洞察を伝えてくれる存在です。

魅力的な姿のまま保存されている植民地時代の建物を利用しているシンガポール切手博物館では、1830年代から現在までの切手の歴史をたどっています。 

文化への好奇心を抱いている人々は、この博物館に敷地内を巡ってバーチャルツアーに乗り出しましょう。シンガポールの歴史から、『The Little Prince and Harry Potter(星の王子さまとハリーポッター)』といった人気のカルチャーに基づいた展示会まで、さまざまなテーマを設けた過去の展示会を見て回ることができます。

歴史好きな方が「Room of Rarities(ルーム・オブ・レアリティーズ)」に進むと、古い切手や切手販売機があります。また、シンガポールの切手の進化を『Singapore Journey: 50 Years through Stamps(シンガポールの道程:切手で見るシンガポール50年の歴史)』で探ることもできます。  

この博物館のFacebookページには、博物館見学ツアー、バーチャル展示会、面白情報に関する最新ニュースが常時掲載されているので、チェックする価値があります。 

シンガポール切手博物館 23-B Coleman Street, Singapore 179807 +65 6337 3888