実際にシンガポールを訪れて体験することに勝るものはありませんが、ご自宅からその魅力を味わえる機会は沢山存在します。 

ライオンシティ、シンガポールの色鮮やかな文化、建築、そして魅惑的な歴史は、長年にわたって映画監督、作家、そして芸術家の創作意欲を刺激してきました。こうして、シンガポールは様々な文学作品、テレビ番組、そして映画の題材として描かれてきたのです。

現在は海外渡航を一時的に見合わせなくてはならない状況になっているものの、ご自宅のリビングにいながらシンガポールを発見することは十分に可能です。ゆったりと腰を下ろして、現地そして海外の語り部たちによる話に身を任せ、ライオンシティから始まる物語をお楽しみください。

現地文学作品-魂を揺さぶる言葉

エドウィン・タンブー-『A Gathering of Themes』

最も著名な詩人の1人の目を通して、シンガポールを体験してみましょう。非公式にシンガポールの桂冠詩人と呼ばれることの多いエドウィン・タンブー教授の作品は、国家主義的なテーマと神話的イメージを扱うことで、植民地独立後の歴史を通じたシンガポールの姿を描きます。

彼の有名な選集の名を冠した『Ulysses by the Merlion』がきっかけとなり、アルフィアン・サアットやアルヴィン・パンなどの現地文学の名士が、独自にマーライオンを中心とした詩を書き始めるようになりました。

シンガポールの文化勲章である文化メダリオン受賞者となったエドウィン・タンブーの最新の選集『A Gathering of Themes』には、彼の最新の作品ならびに最も愛された詩が含まれています。

『A Gathering of Themes』は、ブックス・アクチュアリーで購入できます。


『Lion City』
『Lion City』の表紙
エピグラムからの画像

ン・イーシェン-『Lion City』

『Lion City』のページをめくると、シンガポールの文化と都市景観にインスピレーションを受けた超現実的な世界があなたを待っています。

2019 Singapore Book Awards for Best Literary Workを受賞した同作は、著名な脚本家、詩人、そして語り部であるン・イーシェンによって書かれた魅力満載のフィクション作品集です。

作者は、動物のロボット、ワニと恋に落ちた王子、そして世界中の神々の訪問を受けた名高い空港など、複雑に絡み合った意外性あふれる短編集を書き上げています。

ン・イーシェンのその他の著名な作品として、『Eastern Heathens』(国際的に名の知れたAmanda Lee Koeとのコラボレーション。アジアの神々をテーマとした改作。)そして話し言葉と文書による詩集の『Loud Poems for A Very Obliging Audience』が挙げられます。

『Lion City』は、ブックス・アクチュアリーエピグラムで購入できます。


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サフィアン・ハキム-『The Keeper of Stories』

サフィアン・ハキムは、現地文学シーンにおける最も技巧派の語り部の1人。その作品は、才知あふれるファンタジーとコメディをやすやすと織り交ぜた内容となっています。

サフィアンの最新作品である『The Keeper of Stories』は、独立後のシンガポールを舞台とした、奇妙な新世界に投げ込まれた兄弟の物語です。父親と引き離された2人は、「The Children of the Earth」と呼ばれる秘密のコミュニティに巻き込まれ、物語が持つ力について知ることになります。

超自然的な旅行を題材とした前作『The Minorities』では、現地の規範および文化に関する冗談交じりの言及を伴う、作者の鋭い機知、奇抜さ、そして深い共感力が発揮されています。シンガポールの民間伝承に興味があるならば、是非ともこの作品を自宅の本棚に構えておくことをおすすめします。

『The Keeper of Stories』『The Minorities』は、エピグラムで購入できます。


現地映画監督による注目の作品

アンソニー・チェン-『イロイロ ぬくもりの記憶』

カンヌ映画祭で権威あるカメラ・ドール(Caméra d’Or)をシンガポールの映画として初めて受賞した『イロイロ ぬくもりの記憶』は、心の琴線に触れること間違いなしの感動的ドラマです。

1997年アジア通貨危機当時のシンガポールの郊外の住宅街を舞台としたこの映画は、家政婦と彼女の雇い主である家族の関係に焦点を当てたものです。

文化の垣根を超えた、徹底した性格描写に加えて、シンガポール人家庭の内面生活を垣間見せた感動的なひと時を伝える貴重な映画作品となっています。

こちらをクリックすると、Google Playで『イロイロ ぬくもりの記憶』を購入できます。


エリック・クー-『12 Storeys』

シンガポール映画界において最も有名な監督の1人であるエリック・クーの作品は、1990年代に現地の映画シーンを再活性化させた功績が広く評価されています。不吉さと超現実が均等に配分されたその作品は、鑑賞後も長いことオーディエンスの想像力をかきたてることになるでしょう。

1997年に初めて撮影された『12 Storeys』は、シンガポール映画として初めてカンヌ映画祭に出品した作品であり、同国映画界の試金石となっています。 

映画の中心的話題は人間関係とその悲喜劇的な複雑さであり、クーは悲惨な結婚、張り詰めた兄弟関係、そして養子となった娘の孤立というテーマが持つ微妙なニュアンスを掘り下げていきます。

こちらをクリックすると、『12 Storeys』をiTunesで購入・視聴できます。


舞台はライオンシティ-シンガポールの情景

ウエストワールド-シーズン3

示唆に富んだSFを土台に、緊張感あふれるアクションシーンと哲学的な好奇心を刺激するテーマを扱った『ウエストワールド』は、最近の記憶の中で最も注目を集めたTVシリーズの1つとなっています。

世界的に話題となった同作品シーズン3の一部はシンガポールで撮影されており、番組の制作総指揮者はシンガポールが誇る卓越した建築、そして遺産、自然、モダンさのユニークな融合を称賛していました。  

チャイナタウンオーチャード・ロードナショナル・ギャラリー・シンガポール、そしてエスプラネード・パークで撮影されたシーンに目を見張り、次回シンガポールを訪れた際には必ずチェックしてみましょう!

ウエストワールド-シーズン3はHBOで視聴できるほか、Amazonで購入できます。


『クレイジー・リッチ!』

初公開当時に世界を席巻した、気分がハッピーになるロマンティックコメディ。『クレイジー・リッチ!』は、ライオンシティの派手さと魅惑を垣間見せてくれます。

ベースとなっているのはシンガポール出身の作家ケビン・クワンの小説。映画では、主人公レイチェルの視点で進みますが、彼女は超富裕層一家の跡取りに恋をします。 

映画の花形はコンスタンス・ウーとヘンリー・ゴールディングかもしれませんが、シンガポールの美しい都市景観は映画の目玉を奪ってしまうほどの素晴らしさを幾度となく見せつけてくれます。ガーデンズ・バイ・ザ・ベイチャイムス、そしてチャンギ空港などのアイコン的観光地の華やかさがスクリーンに映し出される様子は必見です。

こちらをクリックすると、『クレイジー・リッチ!』をGoogle Playで購入・レンタルできます。


シンガポール:『グローブ・トロッター』

子供たちの旅行に対する愛を駆り立てること間違いなしの、『シンガポール:グローブ・トロッター』で楽しみ満載のアドベンチャーに出発しましょう。 

対象年齢6~12歳の『シンガポール:グローブ・トロッター』は、シンガポールの文化、歴史、そして都市景観に関して実践型の学びを提供します。この本には、魅力的なイラストや興味深い情報のほか、色塗り、お絵描き、そして点つなぎパズルなどの無数のアクティビティが満載です。 

リトル・インディアを発見しながら子供とマンダラ模様を結び、カンポン・グラムの歴史について学びながら自ら絵を描き、象徴的なチャイナタウンのショップハウスの色塗りで想像力を働かせましょう。

どのようなアクティビティであっても、学習過程を子供と共有することで、きっと彼らの好奇心に火をつけることができるでしょう。

『Singapore: 『グローブ・トロッター』は、エピグラムで購入可能です。


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