大胆かつ最先端のパフォーマンスを鑑賞できる、シンガポール国際芸術フェスティバル。

文化やパフォーマンスアートの愛好家必見の、魅力的で楽しいシンガポール国際アートフェスティバル(SIFA)が今年も開催されます。今年で42周年を迎えるこのシンガポール屈指の文化イベントでは、国際的な有名人や地元の草分け的なアーティストがそのステージを飾ります。

今年のフェスティバルは、シビック・ディストリクトシンガポール植物園といった市内中心部で開催される予定です。ダンス、音楽、演劇の垣根を越えた素晴らしいパフォーマンスを思う存分堪能して、クリエイティブな視野を広げたり、見たことがない職人技を発見したりしてみましょう。

この世は舞台なり
『Beware of Pity』の舞台セット<i></i>

芸術や創造の世界が広がるSIFA 2019では、役者、ダンサー、パフォーマーによる魅惑的で楽しいステージが繰り広げられます。

国際的な演劇作品の代表例としては、『Beware of Pity』(サイモン・マクバーニーの演出による、共感と罪悪感をテーマにした歴史劇)や『ディオニュソス』(鈴木忠志の演出による、古代ギリシャ悲劇の多文化版)などが挙げられます。

シンガポール屈指の舞台演出家の思想を探求したい方には、チェックポイント・シアターによる『Displaced Persons’ Welcome Dinner』や、『The Mysterious Lai Teck』などの作品がおすすめです。前者は人道主義活動の過酷な現実を探求しており、後者は1940年代の東南アジアにおける政治的陰謀のシュールな一面を描写しています。

SIFA 2019では、言葉の枠を超えた体験を楽しみたい方向けの革新的なダンスパフォーマンスやインスタレーションも盛りだくさんです。見どころの例としては、高谷史郎による『ST/LL』の瞑想的な美しさ、『Crowd』の刺激的なシュルレアリスム、『Körper』の示唆に富んだ演出などが挙げられます。

ご家族連れの方は、お子様と一緒に『ピーターと狼』(古典童話の豪華アレンジ版)の読み語りを楽しんだり、オランダ人俳優のトーマス・ドゥトキエヴィチが読み語る『Bedtime Stories』を堪能したりできます。

世界中の音楽
坂本龍一によるコンサート「Fragments」のスチール写真

キャッチーなビートや美しいモチーフだけでなく、音楽は文化や言語の枠を超えた芸術形態でもあります。伝説的なジャズギタリストのビル・フリーゼルとオスカー賞受賞作曲家の坂本龍一による即興セッションなど、世界中から集まった巨匠による演奏をお楽しみください。

日本人サウンドアーティストのASUNAによるライブパフォーマンス、『100 Keyboards』では、音源の配置を変えることで聞こえる音楽がどのように変化するかについて大胆に探求しています。また、地元バンドのVarshaによる『Impulse』では、インドの伝統的な曲とクラシックジャズの定番曲が融合しています。

エキスパートやクリエイターとの交流
フェスティバル・ハウスでシム・チ・インによって開催されている「One Day We’ll Understand」の広角写真

SIFA 2019では、魅力的なパフォーマンスだけでなく、アーティストや観客メンバーと交流できる機会もたくさんあります。フェスティバルの一環として、クラーク・キーにあるアーツ・ハウスをフェスティバル・ハウスへと模様替えし、芸術に関するコンファレンスやトークショー、販売会などを開催します。

「In Conversation」と名付けられた一連のトークショーでは、ホー・ツーニェンやビル・フリーゼル、鈴木忠志などのアーティスト、クリエイター、ミュージシャンと直接話すチャンスがあります。

何か新しいアイデアを持ち帰りたい方は、お好みの講演会を選んで参加してみましょう。もっとカジュアルな場が好きな方には、フェスティバル・ハウスのポップアップバー「ハウス・プア」でアーティストや同志の一般客と歓談するのがおすすめです。

SIFA 2019は、市内中心部にある複数の会場で開催されます。他の会場の詳細はこちらでご覧いただけます。