仏牙寺龍華院博物館の外観
1 仏牙寺龍華院博物館

午前9時:仏牙寺龍華院博物館

朝からシンガポールの歴史をめぐる旅の始まりは、露天商人や茶館、昔ながらの商人で活気に満ちた朝のチャイナタウンで。

最初に立ち寄りたい仏牙寺龍華院博物館は、シンガポールの中国系コミュニティの宗教など、伝統を理解する手がかりになる荘厳な寺院です。唐様式の正面を愛でてから中に入り、豪華な内装をじっくり見学しましょう。

イスラム教のマスジッド・ジャマエとヒンズー教のスリ・マリアマン寺院は、どちらもサウス・ブリッジ・ロードにあります。これらの美しい礼拝所は多様な宗教的信条が織りなすシンガポールの多民族文化の証のように佇んでおり、一見の価値があります。

注:仏牙寺龍華院の拝観は2名までのグループに限定されています。新型コロナウイルス感染症に関する最新の予防対策については、寺院のウェブサイトを確認してください。

チキンライスの他にもメニューが揃うホーカー・チャン
2 チャイナタウン・フード・コンプレックス

午前11時:チャイナタウン・コンプレックス・フードセンター

冒険に向けてエネルギーを補給するなら、チャイナタウン・コンプレックス・フードセンターで早めのお昼を召し上がれ。屋台料理は、シンガポールの食文化の定番です。しかも、この広いフードセンターには、目移りするほどたくさんのローカルフードが集まっていて選び放題。

アン・チン・ポピアリァオ・ファン香港油鶏飯麺、シン・ユエン・デライトの「チャー・クェイ・テオ」(米粉平麺料理)など、人気屋台の絶品料理がそろいます。

リトル・インディア・アーケードでショッピングを楽しむカップル
3 リトル・インディア・アーケード

午後12時30分:リトル・インディア・アーケード

昼下がりは、リトル・インディアの風景、音、色彩を感じながら過ごしましょう。この魅力いっぱいの歴史地区は、絹、花輪、香辛料を売る専門店が立ち並ぶインド文化が集積した地域です。

活気あふれる屋内市場「リトル・インディア・アーケード」は、お土産や素敵なお土産を探しにぜひ足を運びたいスポット。美しいジュエリー、宗教的な彫像や美味しそうなスイーツなど、五感がときめく伝統的なアイテムを売る商人と出会えます。

シンガポール国立博物館の外観
4 シンガポール国立博物館

午後3時:シンガポール国立博物館

午後の残りの時間は、シンガポール国立博物館でシンガポールの多彩な過去に浸りましょう。

シビック・ディストリクトの植民地時代の建造物や高層ビルに囲まれたこの重要な文化施設は、シンガポール内外のエピソードの宝庫です。『Growing Upでシンガポールの家族の日常生活を垣間見て、『Modern Colony』展で植民地時代のシンガポールの状況を学びましょう。『Voices of Singapore』展では、過去の痕跡と出会うことができます。

アートのほうがお好みなら、ナショナル・ギャラリー・シンガポールに行くのもおすすめです。シンガポールのシティホールビルと旧最高裁判所の建物を利用しているアートギャラリーは、シンガポールのアートシーンの王座として君臨するスポットです。世界最大を誇るシンガポールと東南アジアの現代アートコレクションが所蔵されています。

ガーデンズ・バイ・ザ・ベイのスーパーツリーの眺め
5 ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ

午後5時:ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ

シンガポールの多面性が際立つ対比の興味深さを堪能したければ、超近代的なマリーナ・ベイ地区に向かいましょう。

シンガポールに日が沈む頃、緑豊かなガーデンズ・バイ・ザ・ベイでのんびりくつろぐことができます。植物生い茂るオアシスを、マリーナ・ベイ・サンズのきらめくスチールとガラスの建物が囲むこの庭園は、SF映画を彷彿とさせるシュールな風景が自慢。

フラワー・ドームで希少な花を観賞したり、クラウド・フォレストの展望台へ上ったり、スーパーツリーに囲まれて自撮りを楽しんだり。現代の驚異とも言えるこのスポットで、記憶に残るひとときを過ごせることうけあいです。

IONオーチャード外観全景
6 IONオーチャード

午後5時:IONオーチャード

お買い物やファッションに目がない方には、ラグジュアリーブランドや世界的なブランドの小売店が立ち並ぶパラダイス「オーチャード・ロード」もおすすめ。

オーチャードMRT駅の真上に立地するIONオーチャードには、バーバリー、アルマーニエクスチェンジ、ティファニーなどのブランドがそろっており、ショッピング三昧のスタートには最適です。これでも物足りない方は、ラグジュアリーブランドが入っている「ヒーレン」などのショッピングモール、流行のストリートファッションが揃う「サマセット313」、作り手の情熱が感じられるローカル雑貨を扱う「デザイン・オーチャード」に行ってみましょう。

クラーク・キーの看板を背に、夜のシンガポール川を進むバムボート
7 シンガポール川

午後7時:クラーク・キー

夜は、クラーク・キー地区のシンガポール川沿いのエリアで過ごしましょう。かつては世界中の製品を積んだ船が往来していたこの地区は、今ではバー、多種多様な料理を楽しめるレストランが立ち並ぶ、旅行者の人気スポットになっています。

ディナーを終えたら、夜の締めくくりにシンガポール川バムボート・クルーズはいかがでしょうか。昔ながらのバムボートの背景に広がる、荘厳な近代シンガポール建築を堪能できるはずです。