訪れる人をシンガポールのユーラシアンコミュニティの歴史・文化に誘ってくれる、魅力溢れる歴史的観光名所です。

画像 Joel Chua DY
シンガポールのユーラシアンのことを、不思議に思ったことはありませんか? そんな方には、ユーラシアン・ヘリテージ・センターがおすすめです。ユーラシアン・ヘリテージ・センターでは、伝統を紹介する3つのギャラリーで開催される各種展示会や特別アクティビティを通して、シンガポールのユーラシアンの歴史や文化を考察しています。
カトンにあるホーム

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ユーラシアンコミュニティは、シンガポールで最も小規模なコミュニティの一つですが、その歴史は最も古い部類に入ります。東洋と西洋が混在する伝統をもつことで知られているユーラシアン。東亜混血という彼らのルーツは、マラッカ、ペナン、ゴア、マカオ、セイロン(現スリランカ)地域最古の入植地にあります。
ユーラシアン・ヘリテージ・センターは賑やかなカトンの中心部にあるため、20世紀初頭から、多くのユーラシアンが、このセンターのことを‘ホーム’と呼んでいます。
伝統、食、歌

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スポーツ、音楽、政治に発揮されるユーラシアンコミュニティの卓越した個性に触れることができるユーラシアン・ヘリテージ・センターでは、ユーラシアンのルーツ、独特のお祭り、言語や衣服などについて詳しく取り上げています。日本占領期のユーラシアン一族の暮らしぶりに、第二次世界大戦マニアの方は引き込まれることでしょう。
チャンスがあれば、ポルトガルのフォークダンスのワークショップに参加しませんか。昔から伝わるポルトガル系マラッカの伝統的民謡『Jinkli Nona(ジンクリ・ノナ)』に、ぜひ耳を澄ませてみましょう。
グルメ派の方は、ユーラシアン・ヘリテージ・センター館内にあるレストランで、伝統的なユーラシアン料理をお楽しみください。おすすめは、激辛のデビルカレーや、昔ながらのスギーケーキ(セモリナとアーモンドで作り、マジパンやアイシングをトッピングした風味豊かなケーキ)。なかなかの味わいです。