シンガポールの未来経済委員会(Committee on the Future Economy: CFE)レポートの一部によれば、先進製造はシンガポールの今後の経済成長を推進する上で、重要な要因と目されています。その要となるイベントで役割を果たし、シンガポールの製造セクターを戦略的に後押しするのが、「Industrial Transformation Asia Pacific」です。
このイベントは、主要なメーカーや技術プロバイダーが最新の技術やコンセプトを掘り起こし、共同でのイノベーションに向けたパートナー候補を見極めるための場を提供しており、シンガポールの製造セクターの変革を促進する上で一助となっています。また、グローバルリーダーが集まり、世界中で応用できるアジアの成功事例やベストプラクティスを共有するためのイベントでもあります。
「未来経済委員会は、世界的に競争力のある製造拠点の発展に向けたシンガポールの取り組みを重要視しています。その点で、HANNOVER MESSEのアジア版をシンガポールで開催するためにドイツ・メッセとシングエックス・グループがパートナーシップを締結したのは、喜ばしい展開です。世界中のソートリーダーや主要な業界ステークホルダーを引き合わせれば、シンガポールに新興テクノロジーを紹介し、先進製造の採用を促進するのに役立つはずです。なお、シンガポールにおけるビジネスイベントのパイプラインをかなり充実させることになるでしょう」と話すのは、S・イスワラン貿易産業大臣です。
関与している政府機関には、シンガポール政府観光局、シンガポール経済開発庁(EDB)、国際エンタープライズ(IE)シンガポール、SPRINGシンガポール(Standards, Productivity, and Innovation Board、規格生産性革新庁)、シンガポール科学技術研究庁(Agency for Science, Technology and Research、A*STAR: A*STAR)などがあります。
ドイツ・メッセAG(Deutsche Messe AG)社は、ドイツのHANNOVER MESSEのオーナー兼主催者です。シンガポールの貿易イベント企業シングエックス・グループは、このイベントのパートナーです。「Industrial Transformation Asia Pacific」のプレミアが、シンガポールにおける見本市パートナーシップの堅牢なラインナップとして、最近加わりました。
「シングエックスとのパートナーシップを発表できることを、光栄に思います。このパートナーシップは、1年にわたる話し合いから生まれたものです。Industrial Transformationはアジア太平洋地域における重要なビジネスプラットフォームであり、第4次産業革命によって変わりつつある生産、ロジスティクス、ナレッジトランスファーの姿に注目しています」と、ドイツ・メッセAG社・最高経営責任者、ヨハン・カックラー博士は語ります。
「革新的で優れたイベントプラットフォームに期待を寄せている地域の産業界から多数の参加があると確信しています。イベントとパートナーシップへのサポートを惜しみなく提供してくださったシンガポール政府に感謝します」と、シングエックス・グループのアロイシャス・アランド最高経営責任者は述べました。
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