シンガポールのオーチャード・ロードは、全長2.2キロメートルのショッピング街。

ここを初めて訪れる人にとっても、常連さんにとっても、2.2キロメートルに伸びるオーチャード・ロードは、買い物好きにはぴったりのショッピング街です。

150年以上前は果樹園、ナツメグの栽培地、コショウ農場が並ぶただの狭い道だったとは、誰も想像できないでしょう。

昔むかし
デザイナーファッション、ファストファッション、高級レストラン、民族衣装、アートギャラリーや隠れ家風の憩いスポットまで、シンガポールのオーチャード・ロードにないものはありません。

1850年代までに農場は姿を消しました。人が暮らすようになり、屋台、生鮮市場、墓地、寺院や屋外洗濯場が登場します。

1903年になってやっと、オーチャード・ロードに店が出現し始めます。シンガポール初のスーパーマーケットがあった場所には、現在、「センターポイント」というショッピングセンターが立っています。

1958年になると、地元商人のC.K.タン(C. K. Tang)が、墓地の向かいにあった一区画にオーチャード・ロード初のデパートをオープンさせました。このデパートが1982年に取り壊しになると、地元のデパートとホテルが入っているランドマーク「タン・プラザ」があとを継ぎました。

1970年代には、映画館、ボーリング場、大型ショッピングモールが登場し、歓楽街としてのオーチャード・ロードの評判が高まりました。

充実の街並み

現在、オーチャード・ロードにはシンガポールを代表するショッピングモールやレストラン、ホテルが軒を連ね、あらゆる好みや予算に合う小売店、飲食店、娯楽スポットがひしめき合っています。

デザイナーファッション、ファストファッション、高級レストラン、民族衣装、アートギャラリー、隠れ家風憩いスポットなど、オーチャード・ロードにないものはありません。

こぼれ話をひとつ――アーモンドやジャンブの木はもうありませんが、アンサナの大木が街路樹として植えられ、灼熱の太陽から逃れる木陰を作ってくれています。オーチャード・ロードが散策しやすいのは、そんな理由があるからです。