オーチャート・ロードのジョギング・ルート

所要時間: 約1時間30分
距離:4.4キロ
難易度:容易(真っ直ぐなルートに沿った平地)

オーチャードとタングリンという地名からは、買い物セラピー という言葉が連想されます。しかし、多くの買い物客がショッピング街に押しかける前の早朝、この通りは驚くほど静かで、ちょっとしたジョギングに最適な場所です。ショッピングバッグは部屋に置いて、4.4キロの簡単なルートを走ってみるのはどうでしょうか。ルート沿いのあちこちに多くの人気スポットがあります。

全てのスポットはオーチャード・ロード沿いにあります。
イスタナ

ルートは、シンガポールの大統領公邸の1 イスタナ(この名前はマレー語で「宮殿」を意味します)の外から始まります。イスタナの敷地は特定の祝祭日(中国正月ハリ・ラヤ・プアサ、およびディパバリなど)にしか一般公開されませんが、ナショナル・モニュメントの向かい側にあるイスタナ公園へは、いつでも入ることができます。 

イスタナ公園にあるイスタナ・ヘリテージ・ギャラリーの横でウォームアップをしてください。このギャラリーには、植民地総督の官邸だった時代からの歴史を紹介する工芸品や芸術品が展示されています。ウォームアップが終ったら、スピードを上げてショッピングモールやホテルが立ち並ぶオーチャード・ロードに沿って西方向に走ります。

エメラルド・ヒル・ロード

オーチャード・セントラルセンターポイントが見えるまで真っ直ぐ進み、通りを渡って2 エメラルド・ヒル・ロードに行きます。かつてプラナカン植民地とナツメグのプランテーションだった古風な趣のある一帯には、中国とヨーロッパの建築様式を融合させた中国風のバロック・テラスなど、昔の複雑な建築を今でも見ることができます。 

この通りに軒を並べる華やかなプラナカン・ショップハウスの鮮やかな赤や黄色、青が目を楽しませてくれます。これらのショップハウスには、流行の先端をゆくレストランやバーが入っています。後で戻って来られるよう、アシッド・バーの名前を記憶に留めてください。ここでは、毎晩行われるライブのバンドを楽しむことができます。通りを走り抜ける際には、スマートフォンを取り出してインスタグラムで紹介できるようなスナップ写真を撮りましょう。 

*スケープ

ここで曲がってエメラルド・リンクに入り、オーチャード・ロードに戻ります。そこからヴィクトリア・シークレットH&Mなどファッション大手の旗艦店が立ち並ぶグランジ・ロードに向かいます。それを駆け抜けると、 活気にあふれたユースパーク3 *スケープが見えてきます。 

鮮やかな壁画があちこちに見られるこのユース・ビレッジは、ライブ・ショーや工芸品のワークショップ、アートの展示など様々なプログラムを提供することで、地元の新進アーティストに活躍の場を提供しています。この地域を走り抜けると、仲良くバスケットボールに興じる子供達やスケートボード用のパークで技を披露する若者が見られます。毎週金曜日~日曜日には、この場所は、職人の手による小物や手工芸品、中古品などを売る賑やかな市場となります。

オーチャード・ロード

少し寄り道をした後、オーチャード・リンクを横切りショッピング街を走り続けます。上を見上げ、4 オーチャード・ロードの向こうにそびえ立つ印象的なモールのファサードをじっくり鑑賞してください。その中にある IONオーチャードは宝石のようなガラス張りの外装なので、遠くからでも見逃す心配はありません。ショッピングセンターには、必要なものがすべて揃っています。ファッショニスタたちはディオールやザラで熱狂し、主婦はMUJIのシンプルな家具を選ぶことができます。そしてグルメは、高級レストランソルト・グリルス カイ・バーで食事を楽しめます。

IONオーチャードの外観は、向かい側にあるタン・プラザのタングスの独特のパゴダ風緑の屋上と際立ったコントラストをなしています。1932年創業のタングスはシンガポールで最も古い百貨店の一つで、地元のファッション・ブランドから家庭用品に至るまで、あらゆるものが揃っています。オーチャード・ロードとスコット・ロードの交差点にはウィーロック・プレイスがあり、円錐形のファサードはガラスのピラミッドのように見えます。モールは、フットウェアのブランドのドクター マーチンや旅行鞄専門店のサムソナイト、アクセサリーブランドのクランプラー など、ニッチなブティックで一杯です。

タングリン・ロード

ヒルトン・シンガポールや フォーラム・ザ・ショッピング・モールなどのホテルやショッピングセンターを過ぎてさらに走ると、5 タングリン・ロードに到着します。ここには、この地区で2番目に古い小売複合施設であるタングリン・ショッピング・センターがあり、絨毯、ジュエリー、手工芸品など本格的なアジアのアンティークがたくさん揃っています。近代的な超高層ビルが立ち並ぶ第一級のショッピング地区には、建築の隠れた傑作であるチューダー・コートがタングリン・ショッピング・センターの横にひっそりと佇んでいます。中世英国の様式を取り入れた建築で知られるこの建物は、観光客でも現地の人でも知る人ぞ知る名所で、建物の外で写真のポーズをとっている姿がよく見られます。モールには、スパ、アンティーク商、宝石商などが入っています。

シンガポール植物園

タングリン地区を後に、ナッシム・ヒルへと足を進めます。ここでは、いくつかのコンドミニアムを通り過ぎます。このルートの最終地点では、汗をかいたご褒美に6 シンガポール植物園へ。国立蘭園に向かう最終ラップでは、UNESCO世界遺産の緑の帯に囲まれます。息を整えてクールダウンするのに、アジア最大の蘭のコレクションを誇るこの蘭園ほど打ってつけの場所はありません。

あまり汗をかいていなければ、植物園にあるレストランやカフェでのブランチはいかがでしょう。フード・フォー・ソートでショウガとゴマのドレッシングをかけた中国風シーザーサラダ(SGD 13)や、ハニー・ハイセンジャン・ベイビー・バックリブ(SGD 25)などでエネルギーを補給してください。ローカルなグルメをお望みの方は、キャノピー・コーヒー・クラブがお勧めです。ここでは、「カヤ」(ココナッツと卵で作った伝統的なジャム)のトースト、半熟卵、そして「コピー・オー」 (ブラックコーヒー)という、典型的なシンガポールの朝食が食べられます。