ショッピング天国として知られているシンガポールは、数え切れないほどのショッピングモールと活気あふれる地元出身のデザイナーシーンを誇ります。スタイリッシュな新しい服でワードローブを一新しましょう。お目当てが高級服であろうと、型破りなファッションアイテムであろうと、きっと探しているものがみつかるはずです。

シンガポールを象徴するショッピング天国、オーチャード・ロード

オーチャード・ロードの代表的なショッピングモールで、ZARA、トップショップ、マンゴ、テッドベーカーロンドン、アルマーニエクスチェンジといった今どきのファッションブランドのショッピングを楽しめるIONオーチャードを訪ねてみましょう。
シンガポール育ちのシンガポールブランドを探しているなら、行き先はタン・プラザのタングスとデザイン・オーチャード。このデパートでは、こだわりのメンズウェアが並ぶ「ベンジャミンバーカー」や、受賞歴のある地元デザイナー、サブリナ・ゴーのファッションブランド「エロヒム」など、シンガポールのデザイナーたちのアパレルとアクセサリーを扱っています。エロヒムは、地元のデザイナーのインキュベーションと販売を行うスペースになっており、地元でデザインされたホームウェアやファッションをじっくりと見ることができます。
見逃せないのが、ファッションアイテムが豊富に揃っているペダー・オン・スコッツです。7つの小売ゾーン(メンズウェア、アクティブウェア、子供服など)があり、アディダス、アレキサンダー・ワン、ハーシェル、ペダーレッドなどのブランドを取り扱っています。
ミニマリストなあなたなら、オーチャード・セントラルのユニクロ旗艦店に向かいましょう。3階建てのアウトレットに、限定UT(ユニクロTシャツ)のセレクションが揃っています。ファレル・ウィリアムス、オリンピア・ル・タンといった世界中のスタイルアイコンによる一番人気のUTデザインが自慢です。
マンダリン・ギャラリーに向かい、ヴィクトリアズ・シークレットの店舗で、シグネチャーのホットピンクをチェック。この2階構成約1,115㎡の店舗は、ヴィクトリアズ・シークレットの東南アジア初の旗艦店です。ランジェリー、香水、化粧品を、自分へのご褒美にしましょう。アクティブウェアラインの「ヴィクトリア・スポーツ」限定アイテムをチェックするのをお忘れなく。
ラグジュアリーブランドにうっとり
マンダリン・ギャラリーにあるマイケル・コース旗艦店は、約646㎡という広さの2階建て。シンガポール初の旗艦店にして東南アジア最大の店舗、レディースアパレルのほかにメンズウェアラインも扱う地域唯一のマイケル・コースブティックでもあります。一歩踏み込めば、真っ白なインテリアの中に並ぶプレタポルテ、レザーグッズ、フットウェアのコレクションが出迎えてくれます。
オーチャード・ロードをさらに下ると目に入るのが、マルメゾン・バイ・ジ・アワー・グラスです。温もりのある照明、アンティークラグに囲まれた豪華なソファで、紳士向けアパレル、高級時計、香水などを選べば、最高にくつろいだ気分を味わえます。
オーチャード・ロードの近くには、ショッピング&ライフスタイルの密かな楽園デンプシー・ヒルがあります。注目は、ドーバー・ストリート・マーケット・シンガポール。「ドーバー・ストリート・マーケット」ファッションリテールストアシリーズのシンガポール限定店舗です(コムデギャルソンのデザイナー川久保玲が設立)。
次はシンガポール高級ショッピングの頂点、ザ・ショップス アット マリーナ・ベイ・サンズを目指しましょう。ぜひ訪ねてほしいのは、マリーナ・ベイ・サンズにある「ルイ・ヴィトン・アイランド・メゾン」。航海をイメージした壮観なガラスとクリスタルのパビリオンです。


平凡な旅から抜け出して

都心のショッピング地区の喧噪から抜け出して一休み。ライフスタイル地区にある型破りのリテールショップをチェックしましょう。
目指すは、流行最先端地区ティオン・バルです。アートな人たちが足繁く通うのには、ちゃんとした理由があります。ここには、レコード店「キュレーテッド・レコーズ」、風変わりな服屋「ナナ&バード」、アートギャラリー「デジオサート」など、多彩な独立系ストアが軒を連ねています。
カンポン・グラムに立ち寄って、「タンジール」などの小売店のビンテージやインディーズの掘り出し物を目当てに、ハジ・レーンを歩き回りましょう。足を休めたいときは、周辺の通りに建ち並ぶバー、コーヒーショップ、飲食店でどうぞ。
もっとローカルな伝統を体験したいなら、チャイナタウンのストリート(特にパゴタ・ストリートとテンプル・ストリート)をぶらり歩きしましょう。地域の小さな商店がたくさんあります。マーライオンをテーマにしたアクセサリーや中国の書の掛け軸など、昔ながらのお土産を選べます。