シンガポールは活気あふれる巨大都市ですが、街の中には農園や緑豊かな菜園も数多くあります。そうした場所で採れた食材は、ワールドクラスのレストランに供給されています。

サステナブルな食の体験を追求している美食好きの方も、あるいは魅惑的な農業の世界についてもっと深く知りたいという方も、シンガポールのサステナブル・ダイニングに関する情報を網羅したこちらのガイドを是非ご覧ください。

ラビリンス

ラビリンス

ワールドクラスの美食とファーム・トゥ・テーブル(産地直送)のフレッシュな食材がタッグを組むのが、ラビリンスです。シェフのハン・リ・ガンが率いるミシュラン星付きのレストラン「ラビリンス」では、情熱あふれる地元シンガポールの農家が育てた食材を使用し、シンガポールならではの味を伝えています。ここの名物料理は、チリクラブや、地元産のハーブで味付けしたロジャ(野菜、フルーツ、揚げパンを使用した甘じょっぱいサラダ)です。


ボリウッド・ベジーズ

ボリウッド・ファームズ

サステナブルな農業に興味があるなら、是非ボリウッド・ファームズへどうぞ。ここは、有機栽培に特化した広さ10エーカーの自然豊かな農場です。この農場では、ツアーやワークショップに参加できるだけでなく、敷地内のポイズン・アイヴィー・ビストロでのお食事もお楽しみいただけます。バナナブレッドやさつまいもチップスなど、新鮮な食材を使用したおいしい料理の数々が堪能できます。


スミス・マリーン

スミス・マリーン

シンガポールの離島にあるスミス・マリーンは、予約を入れてから訪れることをおすすめします。「ケロン」(伝統的な漁業のしかけ)としてつくられた建物を使用しているこのレストランでは、敷地内で養殖した新鮮な魚を使った料理はもちろん、その他様々なシーフード料理を提供しています。


オープン・ファーム・コミュニティの外観

オープン・ファーム・コミュニティ

地元シンガポールや東南アジア諸国の生産者がサステナブルな手法で育てた食材を使用し、西洋料理のエッセンスを取り入れた料理を提供しているのが、オープン・ファーム・コミュニティです。ショートリブのカイラン(ブロッコリーの仲間の中国野菜)添えやタコのチミチュリソースなど、おいしい料理の数々が楽しめるこちらのレストランでは、毎月第2・第4日曜日に農場ツアーも開催しています。


スケールド・バイ・アー・ホァ・ケロンで供される海鮮料理の数々

スケールド・バイ・アー・ホァ・ケロン

地元シンガポールの養魚場アー・ホァ・ケロンが経営するこのレストランは、レッド・スナッパー(鯛)やマングローブ・ジャック(ゴマフエダイ)など、シンガポールの海で採れた新鮮なシーフードを提供しています。アー・ホァ・ケロンでは、採れた魚を自前のレストランで提供するだけでなく、ラビリンスやテーブル65といった地元シンガポールのレストランにも卸しています。


ビストロ・バイ・ガーデンアジア

ビストロ・バイ・ガーデンアジア

牧歌的な雰囲気のクランジ・カントリーサイドの中心部に位置するビストロ・バイ・ガーデンアジアは、地元産の食材を中心としたファーム・トゥ・テーブル(産地直送)のレストランです。うずらの卵やベビーほうれん草、レッドスナッパー(鯛)などの地元産の食材を使用した料理をご堪能ください。毎月1回開催されるファーマーズ・マーケットの詳細情報はウェブサイトでチェックできます。


ヴィンヤード

ヴィンヤード

地元産の野菜や魚を使用したフレンチやイタリアンの料理を楽しみたいなら、ホート・パークのチャーミングなレストラン、ヴィンヤードへ。ジュロン・フィッシュ・ファーム産のボラのフライパン焼きなど、このレストランの料理には、自前の農場で採れたハーブが添えられています。


ザ・サマーハウスのガーデンドームがある眺め

ザ・サマーハウス

コロニアル様式のバンガローを改装したザ・サマーハウスは、都会の喧騒から離れて静かに食事を楽しむことができるレストランです。カフェとバーの他、レストラン「フレンチ・ダイニング・ルーム」では、地元で栽培したキノコを使ったリゾットや、地元で養殖されたエビのテンダーグリルなどの料理を提供しています。


1-アーデン

1-アーデンでは、最高の美食体験がお楽しみいただけます。この豪華なしつらえの空間には、ラテン・ヨーロッパ風のビストロ「ソル&ルーナ」や日本食レストラン「オウミ」、さらにはオーストラリア料理の「カーラ」など、いくつかのレストランが入っています。  ここを訪れたら、バックヤードにある壮大な「1-アーデン・フード・フォレスト」も是非ご覧ください。ここでは、レストランで使用する農作物が栽培されています。