シンガポールには、多彩な観光スポットだけでなく、隠れた名所や静かなスポット、緑あふれるくつろぎのロケーションが目白押し。太陽の光をたっぷり浴び、リラックスして一日の英気を養いましょう。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への不安は確かにありますが、だからといってこのガーデンシティを訪れる未来の楽しみまでなくさないでください。

シンガポールでの安全な旅をお楽しみいただくために、このガイドでは、もう少し時が経ち、今よりも状況が大きく改善された時に、ご自身のペースで心も身体もゆったりと、安らぎのひとときをお過ごしいただけるような旅をご紹介いたします。

自然に囲まれた静かな隠れ家
シンガポールの北東部、ポンゴル・ポイントのコニー・アイランド・ネイチャー・パーク沿いをサイクリングする若者たち。

コニー・アイランド

シンガポールの北東部に位置するコニー・アイランド。手付かずの白い砂浜と自然あふれる散歩道は、忙しいシティライフから離れ、静けさの中で気分転換するのにぴったりのリフレッシュスポットです。

島中を散策して、遊歩道や青々としたマングローブの森の広がりを見つけることも、珍しい鳥やリス、その他のかわいい生き物たちを見つけることもでき、のどかな一日を過ごすことができるでしょう。

コニー・アイランドの緑の中を散策する際には、木の大きな枝など上方を注意してご覧ください。コニー・アイランド・パークには、珍しいセキショクヤケイや美しい鳴き声で知られるシキチョウなど、80種以上の鳥類も生息しています。

ぜひ近くのポンゴル・ポイント・パークで自転車を借りて、この風光明媚な島をサイクリングしてください。自然いっぱいの場所なので、日焼け止めや虫除け、水などを事前に用意しておくとよいでしょう。

ハイキングでお腹が空いたら、15分ほど回り道をして、美味しいシーフードや「ズーチャ(シンガポール風家庭料理)」を提供する近くのシーサイドダイニング、ポンゴル・セトルメントに立ち寄りましょう。

コニー・アイランド。アクセス: MRTポンゴル駅からバスのインターチェンジ方面に出る(出口C)。84番のバスに乗りポンゴル・ロード終点(Punggol Road End)で下車。ポンゴル・セトルメントに向かって歩き、標識に従ってコニー・アイランドへ。


昼間にヘンダーソン・ウェーブを散歩する家族の屋外遠景ショット、背景に立ち並ぶのはHDBフラット。 画像 Lim Wei Xiang

サザン・リッジーズ

シンガポールの緑あふれる南部地域に広がる隠れた名所サザン・リッジーズは、マウント・フェーバー・パークやホート・パークラブラドール自然保護区などの美しい公園や庭園をつなぐ全長10kmの遊歩道です。都会の喧噪から離れて、ゆったりとした冒険へと旅立ちましょう。全ルートの制覇に約3~5時間を要するコースです。

午前中や午後の早い時間は、蝉の声を聞きながら、緑にあふれたマラン・トレイルを散策してみてはいかがでしょうか。終点まで歩くとマウント・フェーバーの頂上に到着します。350mの短いトレイルを歩くと、15~20分ほどでマウント・フェーバー・パークからブキ・チャンドゥに行くことができます。シンガポールの南海岸が一望できるので、下りる前に写真を撮るのをお忘れなく。

もう一つ、木製のパネルを床材に使った美しい遊歩橋、ヘンダーソン・ウェーブにもご注目ください。地上36mの高さに架けられた橋からは「ガーデンシティ」の異名を持つシンガポールの美しい景観が望めます。息をのむような夕焼けが見られる夕方の時間帯に行くのがおすすめです。夜の時間帯も明るい照明がありますので、夕食後の散歩にも最適です。

もっと冒険したいというトラベラーのみなさんは、所要時間約2時間のフォレスト・ウォークでのハイキングに挑戦してみてはいかがでしょうか。テロック・ブランガ・ヒル・パークから、鳥たちが集まる200本以上の木々が繁るシンギング・フォレストを抜ける全長1.3kmのトレイルには、壮大なアレクサンドラ・アーチなど様々な橋があります。

アデナンドラ・ベルカーの森の木々を超える高さまで登ってきたら、木々を見下ろしながら新鮮な空気と爽やかな風を感じてください。

さらに歩いていくと、くねくねとした道がバーライヤー・クリークに沿って続きます。ここはシンガポール南部で2か所だけ残っているマングローブ生育地の1つです。60種以上の鳥たちや美しいキツツキがいないか、常に目を凝らしてみてください。

サザン・リッジーズ。Singapore 099203 マウント・フェーバー・パークからテロック・ブランガ・ヒル・パークやラブラドール自然保護区へのルートを選ぶなら、MRTハーバーフロント駅からスタートし、MRTラブラドール・パーク駅で終了するのがおすすめです。


ドローンから撮影した美しいサザン・リッジーズ・フォレストウォーク

トムソン自然公園

2019年10月に開園したトムソン自然公園は、シンガポールで最も新しい公園の一つです。公園には、350mから1.5kmまで5つのコンパクトなトレイルがあり、自然の中でちょっとした遠足をしたい方にぴったりです。

この50ヘクタールの公園は、自然保護区であるだけではなく、過去を学ぶ窓でもあります。「ルイン・アンド・フィグ・トレイル(遺跡といちじくの道)」では、1930年代に海南人が暮らした村、ジャラン・ベランの遺跡に驚かされるでしょう。

また、南国の野生生物に興味がある旅行者にとっては、この緑あふれる自然保護区はお気に入りの場所になるはずです。「ストリーム・アンド・ファーン・トレイル(小川とシダの道)」を通る時は、ブチアマガエルなどの珍しい生き物を探してみてください。また、木々の間にリーフ・モンキーがいないか常に注意してみてみましょう。

自然を満喫してお腹がすいてきたら、「カジャリーナ・カレー」に立ち寄り、「プラタ(南インドの平パン)」や「アルーゴビ(ジャガイモとカリフラワーを使ったベジタリアン料理)」などの由緒あるインド料理をお楽しみください。または、「ポピア(春巻)」や「ラクサ(ココナッツミルクベースのスパイシーなスープ麺)」など、定番の地元料理を提供する様々なレストランから選ぶこともできる、センバワン・ヒルズ・センターがおすすめです。

トムソン自然公園。832 Upper Thomson Road 毎日 午前7時~午後7時

駐車場には限りがあります。できるだけ公共交通機関をご利用ください。バスの場合は、138番、167番、169番、860番または980番をご利用ください。


ミュージアムでアートに目覚めよう
ナショナル・ギャラリー・シンガポールの館内。 画像 Charles Loh

ナショナル・ギャラリー・シンガポール

ナショナル・ギャラリー・シンガポールで芸術の世界にエスケープし、心が動く一日を過ごしてみませんか。かつてシンガポールの最高裁判所とシティホールだった2つの建物を改築したシンガポールを象徴するこの美術館には、世界最大のシンガポールと東南アジアのモダンアートの公共コレクションが収蔵されています。

館では定期的に新規展示やツアーが開催され、子ども連れのビジターには気軽に参加できる単発のアートクラスもあります。家族の絆を深める素晴らしい時間を過ごせるでしょう。

現在開催されているのは、シンガポールでも最も著名な写真家、チュア・ソ・ビンの作品を集めた写真展、そして、各地から300点以上の作品を集めた『Between Declarations and Dreams(宣言と夢の間): 19世紀以降の東南アジア美術』展です。

美術館そのものが芸術作品なので、広大な館内を歩き回る前に、ぜひ少し立ち止まってこの唯一無二の建築物に感嘆したり写真を撮ったりしてみてください。

記念になるお土産や簡単な食事は、館内のミュージアムショップ「ギャラリー&コー」へ。洋風の料理に加え、トートバッグや文房具、ノートなどアートをテーマにした魅力的なお土産が揃っています。

ナショナル・ギャラリー・シンガポール. 1 Saint Andrew’s Road, Singapore 178957 +65 6271 7000 月曜日~木曜日・土曜日・日曜日 午前10時~午後7時、金曜日 午前10時~午後9時


橋とマリーナ・ベイ・サンズの夜景

アートサイエンス・ミュージアム™

アートサイエンス・ミュージアムに立ち寄り、芸術の伝統と未来の技術の可能性に夢中になってみてはいかがでしょう。

マリーナ・ベイのウォーターフロントに隣接するこの美しい空間で、お昼から夕方までゆっくりとした時間を過ごすことができます。ザ・ショップス・アット・マリーナ・ベイ・サンズからは目と鼻の先です。サイエンスとアートの世界が融合するこの建物と、数々の展示が日々の心配事を忘れさせてくれます。

『FUTURE WORLD: アートとサイエンスが出会う場所』は、自然、サイエンス、都市建築などをテーマにした体験型インスタレーションを展示したミュージアムを象徴する常設展示です。お帰りの際はぜひ、未来的なヘリックス橋をゆったりと散歩してみてください。散策は夕暮れ時がおすすめです。夕暮れに映えるシンガポールを象徴するスカイラインの写真を撮ることができます。

アートサイエンス・ミュージアム™. 6 Bayfront Avenue, Singapore 018974 +65 6688 8888. 毎日 午前10時~午後7時


ウォーキングツアーで文化に詳しくなろう
サルタンモスクとカンポン・グラム沿いの店々の景観

「バリク・カンポン」ツアー

「バリク・カンポン」ツアーでは懐かしい時代をたどり、熟練の語り手による話に魅了されましょう。この体験型ツアーでは、かつてマレーの王族も住んでいた歴史あふれる文化保護地区カンポン・グラムの遺産を発見することができます。

金色のドームが輝くサルタンモスクの建築や、タマネギ型のドームがどんな風にガラス瓶の底で装飾されているか見てみましょう。ツアーでは、グラフィティアートで装飾されたストリート、本格的なホーカーフード、魅力的なお店が並ぶハジ・レーンも訪れます。ハジ・レーンでは、ユニークな店を自分のペースで見て回り、多彩な店からお気に入りの品々を見つける喜びを味わってください。

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レッド・クロッグス・ダウン・ザ・ファイブ・フット・ウェイ(5フィートの幅の通路)に参加してチャイナタウンのストリートを散策するツアーグループ

Red Clogs Down The Five Food Way

ランタンで飾られたストリート、快活な露天商や伝統的な専門店が並ぶチャイナタウンはまさに五感で楽しむスポットです。この魅力的な歴史地区の世界にもっと浸るためには、レッド・クロッグス・ダウン・ザ・ファイブ・フット・ウェイ(5フィートの幅の通路)に参加して、この地区の知られざる物語や輝かしい過去について深く知りたくなるでしょう。

この総合的なツアーでは、複雑な漢方薬や中国料理の伝統から祖先崇拝やその他の宗教上の慣習まで、中国文化のあらゆる側面について学びます。

ツアーの平均所要時間は約2時間半です。チャイナタウン・ヘリテージ・センターの入場料が含まれます。

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リトル・インディアのテッカ・マーケットツアーに参加する人々

リトル・インディアのウェットマーケット・アドベンチャー

シンガポール料理の大胆な味に魅力を感じたなら、「ビリヤニ(スパイスをきかせたライスに肉や野菜を添えたインド料理)」や「ロティ・プラタ(南インドの平パン)」などの料理の裏側にある複雑な背景を知りたいと思われるかもしれません。

Karni TomerとWok N’ Strollのベテランガイドから成るチームが率いるリトル・インディアのウェットマーケット・アドベンチャーでは、文化地区の奥深くをご案内します。大胆で新しい味を見つけ、インド系コミュニティーの忘れられない物語を知ってください。

「トーセ(発酵米と豆の粉で作ったインドのパンケーキ)」などの伝統料理の味見をしたり、テッカ・ウェットマーケットの鮮やかな色と香りを体験したり、シンガポール料理を愛する情熱的なホーカーや屋台の料理人と友達になったりしてみましょう。

アジア料理の真髄は愛の共有であり、街のダイニングは地域文化にとって欠かすことのできない重要なものです。食事の前後には手洗いを忘れずに、ツアーで料理をシェアする場合は取り分け専用のカトラリーを使いましょう。

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