オーチャード・ロードセントーサ島マリーナ・ベイなど、シンガポールを代表する魅力的な観光スポットについては既にお聞き及びかも知れません。実は、デンプシー・ヒルにも魅力がいっぱい。デンプシー・ヒルはシンガポールでも知る人ぞ知る穴場で、あらゆる人々に愛される旧時代の街並みと最新のコンセプトが融合したライフスタイル体験型の観光スポットです。

この地区に広がる遊歩道をそぞろ歩きながら、デンプシー・ヒルの豊かな歴史に触れてみましょう。デンプシー・ヒルには1850年代までナツメグ農園が広がり、マウント・ハリエットと呼ばれていました。その後、軍用施設へ流用されると、タングリン・バラックと名を変えます。そして、その後も時代の流れとともに、さまざまな目的で使用されてきました。この歴史的遺産の穏やかで素朴な佇まいは、かつての激動の時代を私たちに語りかけてくるようです。ところが、2007年、ひっそりと時の流れに身を任せていた旧時代の産物が再び脚光を浴び、再開発の末、ダイニング、エンターテイメント、ショッピングの注目スポットとして生まれ変わることになりました。

COMOデンプシーの小売店やダイニングスポット
COMOデンプシーで提供される料理のクローズアップ写真

ワールドクラスの体験ができるオールラウンド型複合施設、COMOデンプシーには、オリジナルで斬新なダイニングスポットやコンセプトストアが多数軒を連ねています。

世界初のミシュラン星付きプラナカン*料理レストラン、キャンドルナッツもそのテナントのひとつです。地元出身のシェフ、マルコム・リーが創業したこの広さ4,262平方フィートのレストランは、92席分のスペースに加えて屋外ダイニング・エリアも備えています。著名な建築家のパオラ・ナヴォーネが手がけたその内装は、モダンなデザインとキャンドルナッツの代名詞であるプラナカンの伝統が見事に融合しています。

COMOデンプシーにある他のダイニングスポットの例としては、シェフのティモシー・デ・ソーザが率いるCOMOキュイジーヌや、ジャン=ジョルジュ・ヴォンゲリヒテンによるミシュラン星付きのデンプシー・クックハウス&バーなどが挙げられます。

COMOデンプシーのもう一つの注目スポットは、ドーバー・ストリート・マーケット・シンガポール。こちらは、コムデギャルソンのオーナーデザイナー、川久保玲が設立した世界的カルトリテールシリーズの最新店舗です。

*「プラナカン」はインドネシア/マレー語で「地元生まれ」を意味する言葉で、一般的には中国系とマレー/インドネシア系の婚姻による子孫のことを指します。

デンプシー・ヒルのローウェンで家族と楽しむひとときを満喫しましょう。
ローウェン・ガーデンで催されているファーマーズ・マーケットの広角写真。

ローウェン・バイ・デンプシー・ヒルで、家族揃って楽しい週末を過ごしましょう。子供も大人も楽しめるクリエイティブなプログラムの数々から、お気に入りのプログラムを選ぶことができます。インプレッションズ・アート・スタジオでは陶芸教室を開催しています。また、甘いものに目のない方には、アンジャリショコラの手作りチョコレート・ワークショップがおすすめです。さらに、小さな家族、ペットを過保護にできるワジントン・ラグジュアリー・ペット・ホテルもあります。

ワインとグルメ
オープン・ファーム・コミュニティで提供される料理

デンプシー・ヒルを取り巻く、オシャレなダイニングスポットやナイトライフスポットの数々をお楽しみください。レッド・ドット・ブリューハウスで、ステーキとビールのボリューム満点なメニューもおすすめです。あるいは、ロング・ビーチ・シーフード・レストランサミーズ・カレーなど、地元っ子に人気の店にもぜひ挑戦してみてください。

日曜日の朝はゆっくり起きてブランチという方は、環境に優しい「農場から食卓に直送」という新しいコンセプトのオープン・ファーム・コミュニティもおすすめです。ここでは、世界的に有名なシェフのライアン・クリフトが、地元の農産物を使って作った料理を提供しています。

洗練されたショッピングを

多彩な家庭用品・雑貨など、手作りの品々が魅力のショッピングも楽しめます。一味違ったお土産品や、想い出の品々を見つけてみましょう。アジアンアンティークのコレクターにとってはまさに天国のウッディ・アンティーク・ハウスや、手作りのデザインに温もりの感じられる地元の家庭用品店、メーベル・ストーリーへもお立ち寄りください。

スパ・エスプリのスパルームの内観

買い物セラピーの合間にリラックスしたくなったら、薬草を使ったアポセカリースパが楽しめるスパ・エスプリのマッサージで至福のひとときを過ごしましょう。また、イソップMALIN+GOETZでは化粧品を購入できます。

デンプシー・ヒルへ向かうには各地から出るシャトルバスを利用するのが便利です。詳細については、シャトルバスのスケジュールをご覧になるか、デンプシー・ヒルの公式ウェブサイトにアクセスしてください。