チェック・ジャワのイノシシ

Photo by Walter Lim

シンガポール本島沖にあるひなびた島の端に、何世紀もの間、土地の人たちの目から隠されていた、自然溢れる秘密のワンダーランドがあります。素晴らしい自然が魅力のチェック・ジャワが発見されたのは、2000年にこのエリアを再開発する計画が持ち上がったときのことでした。

野生生物に満ちあふれた100ヘクタールの湿地の存在が判明したとき、多くのシンガポールの人々がこの土地を訪れるようになり、再開発計画は中止されました。

6つの大きな原生地が互いに接し合う、この緑豊かなサンクチュアリの予期せぬ発見以来、生物多様性の宝庫をこの目で見ようと、大勢の観光客が訪れています。

シンガポール本島沖、ウビン島の端にあるため、フェリーに乗って行かなくてはなりません。島に着いたら、一番大きな村でバンか自転車を借りることができます。冒険派は、湿地まで約40分のハイキングを楽しんではいかがでしょう。

海岸伝いに1.1キロメートル伸びる木道は、生い茂る植物や海洋生物を観察するのに最適です。また、高さ20メートルの見晴台に登れば、ナンヨウショウビンやキガシラヒヨドリなどの鳥を観察できます。

ガイド付きツアーが行われているほか、ビジターセンターや展望桟橋では、チェック・ジャワに関する資料を入手できます。