シンガポールの知られざる野生生物や自然はきっと忘れられない旅の思い出となることでしょう。ガーデンシティでもあまりよく知られていないブキ・ティマ自然保護区。緑豊かな大地に抱かれれば、知らず知らずのうちに心が解き放たれます。 

自然保護区を訪れるための玄関口はブキ・ティマ・ヒル・ビジター・センター。ここでは、この自然公園で目にすることのできる植物と動物の種類について学ぶことができます。ビジター・センターの展示ギャラリーには対話式のタッチスクリーン、情報満載のフォレストエコロジーディスプレイ、ツリースポットディスプレイのほか、目玉として、威風堂々たるスマトラ虎のレプリカ2体が展示されています(かつてこの自然保護区に生息していたスマトラ虎へのオマージュとして)。

ギャラリーの展示物のほかにも、本自然保護区にはカニクイザルや多種多様な鳥類など、多くの生物が暮らしています。訪問者へのアドバイス:虫除けをご持参ください。また、猿に食べ物を与えないでください。

ハイキングに行こう
ブキ・ティマ自然保護区のハインドヒード採石場を眺める家族

保護区にはシンガポールで最も標高の高い丘、ブキ・ティマ・ヒルがあります。森林エリアでいくつもの見どころがあるコースを辿りながら、標高163メートルの丘の頂上を目指しましょう。コースは歩きやすく、2016年には新しい階段、遊歩道、ロープの柵を設置するなど、十分に整備されています。ウォーキングルートは複数あるので、のんびりとそぞろ歩きを楽しむのか、汗を流す本格的なウォーキングに挑戦するのか等々、難易度を見ながらお選びいただけます。

歩くより自転車で保護区を巡りたいという方のために、専用のサイクリングルートも用意されています。  パーク内のコースについてさらに詳しくはこのマップをご覧ください。  

当保護区はEco-Link@BKEを介して近隣のセントラルキャッチメント自然保護区にも通じています。Eco-Linkは全長62mのエコロジカルブリッジで、ブキ・ティマ高速道路にかかっています。この橋は野生生物が橋を渡ってこれら2つの自然保護区を行き来することで、生息地を拡大できるようにしたものです。

おすすめのアクティビティ
ブキ・ティマ自然保護区のハインドヒード採石場の全景

ブキ・ティマ自然保護区は家族みんなで楽しめる魅力いっぱいの目的地です。週末の午前中は都会の喧噪を離れて自然保護区を訪れましょう。ご家族一緒に自然とのふれ合いをお楽しみください。ただし、ブキ・ティマ・ヒルの高所ルートには難易度の高いルートもあるため、場所によってはトレッキング用の準備を十分に整えてお越しください。  

お子様連れのお客様はぜひ、I heART Natureワークショップのいずれかで、アートや手作り作品に挑戦してください。また、保護区で催されるネイチャー体験ウォーキングにご参加いただくのもおすすめです。もっと積極的な体験をお望みの方は、ネイチャーキーパープログラムにご参加ください。保護区の野生生物をいかに保護し、種を保存していくかについてお子様にも分かりやすく楽しみながら学んでいただけます。ご興味がありますか? こちらからワークショップにサインアップできます。