歴史的な旧フォード工場の「Surviving the Japanese Occupation: War and its Legacies(日本の占領を生き抜いて:戦争とその遺産)」は、シンガポール国家公文書館による第二次世界大戦の展示です。旧フォード工場は、1942年2月15日に英国軍が旧日本軍に降伏した場所です。この展示では、イギリスの降伏と日本の占領を取り巻く出来事や記憶、そして戦争の遺産に触れることができます。

展示は旧フォード工場の歴史に始まり、戦前のシンガポール庶民の生活を紹介しています。フォード自動車の東南アジア初の自動車組み立て工場として1941年に設立されたこの工場が、2006年にナショナル・モニュメントに指定されるまでの波乱万丈の歴史を学ぶことができます。

シンガポールの陥落
旧フォード工場内の映像展示室

画像 National Archives of Singapore

この展示はシンガポールの陥落に関する新たな視点をもたらします。日本の武力侵略、イギリスの防衛、そしてシンガポールの市民が帝国の闘争と戦争という巨大な力に巻き込まれていった様子を3つの物語を通して語ります。

また、1942年2月15日に英軍が降伏した役員室に入室するという貴重な体験も見逃せません。

昭南島時代
旧フォード工場内の屋内展示。

画像 National Archives of Singapore

イギリスの降伏後、シンガポールは「南の光」を意味する「昭南島」と改名されました。ここでは中国系の男性の集団をスクリーニングし、反日分子と思われる容疑者を処刑するという「粛清」などの昭南島時代の残虐行為について展示しています。当時の個人所持品の展示や実際の体験者が語る歴史的なインタビュー映像を通して、痛ましい体験や困難と苦悩の時代に立ち向かってきたさまざまな人々の体験談に触れることができます。

戦争と占領の遺産

1945年9月5日、日本が降伏し、再びイギリスの植民地となったシンガポール。戦時中の体験と英国軍の管理の弱点を目の当たりにしたことから、人々は植民地支配に戻ることに不信感を抱き始めていました。戦争の遺産は、脱植民地化というイギリスの大計画、戦後復興期の社会的課題、人々の政治的な目覚めといった、さまざまなレベルで顕著になりました。最終展示室では、戦争の記憶と今も引き継がれるその遺産について考えさせてくれます。

展示を完全にお楽しみいただくために

無料の学習素材

お子様連れのお客様は、ご家族全員で知識を探求し新たな発見を得るのに役立つ学習素材を活用しましょう。旧フォード工場の小学生向けのアクティビティガイド(Activity Guide)または中高生向けのチャレンジワークシート(Challenge Worksheet)をダウンロードして、さらに充実した見学をお楽しみください。

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