街の美しさを最高に実感できるパノラマ写真を撮影するには、空から見下ろすか、見通しの良いスポットに登る――そうすれば、いい写真が撮れるはずです。 

絶景を臨めるスポットには、こたえられないほど魅力があるもの。それは認めざるを得ません。街中、ウォーターフロント、自然に囲まれた場所――どこにいてもチェックする価値のある眺めの良い場所があるのが、シンガポールです。訪れるべき絶景スポットをご紹介します。


ウォーターフロント
画像 Vincent Chong

シンガポールの顔たるマリーナ・ベイ・サンズ®からは、シンガポールの見事な景色を見ることができます。地上200メートルにもなるサンズ・スカイパークは、150メートルのインフィニティプール(ホテル宿泊客のみ利用可)がある階にある展望デッキです。また、ルーフトップバー「セ・ラ・ヴィ」や、セレブリティシェフのジャスティン・クェックが手がけるモダンなレストラン「スカイ・オン57」もあるので、ここでは景色を眺めながら泳ぐ、飲む、食べるを楽しめます。

もう一つチェックすべきスポットは、ザ・フラトン・ホテルと、館内にあるクラシックなレストラン「ザ・ライトハウス」です。非の打ち所のない南イタリア料理をたっぷり堪能しながら、マリーナ・ベイのウォーターフロントの全景が広がるシンガポールの美しいスカイラインを眺めるには、席を予約したいところです。周到に計画を立てれば、毎晩午後8時と9時30分に開催される「マリーナ・ベイ・ライト・ショー」を観覧できます。また、特別な日(大晦日、ナショナル・デー)には、隣のルーフトップバーでシャンパンを飲みながら花火を眺めることもできます。

ザ・フラトン・ホテルの近くにはエスプラネードがあります。この舞台芸術施設はシンガポール川沿いに立ち、建物の1階とルーフトップには、景色を楽しみながらゆっくり過ごせるレストラン、バー、屋外スペースがたくさんあります。ハイな気分を楽しみたければ、大観覧車「シンガポール・フライヤー」に乗りましょう。カプセル型ゴンドラに乗って、地上165メートルから360度広がるシンガポールの景色を30分間堪能できます。


都心部

ふと気付いたらCBD(セントラルビジネス地区)にいた――そんなときは、ワン・アルティテュードレベル33などに立ち寄りましょう。

様々なコンセプトに基づいた体験ができるワン・アルティテュードの魅力は、ワン・ラッフルズ・プレイスの63階にある「ワン・アルティテュード・ギャラリー&バー」、62階にあるファインダイニングレストラン「ステラー」。どちらも地上280メートルを超える高所にあり、360度広がるシンガポールの壮大な眺めが自慢です。また、クラフトビールがお好きなら、“世界一高いところにあるクラフトビール醸造所”との異名をとるマイクロブリュワリー「レベル33」がうってつけ。街の明かりを眺めながら、グラスを片手にのんびり過ごせます。

CBDのはずれにある「ザ・ピナクル@ダクストン」は複合住宅施設ですが、意外にも50階のスカイブリッジは公開されています。毎日午前9時から午後9時まで、1人$ 5で、圧巻の景色を楽しめます。 

画像 Darren Soh
画像 1-Altitude

自然に囲まれて

壮大なアウトドアを好む人は、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイへ行って「スーパーツリー」と呼ばれる独特な外観の垂直庭園を見学しましょう。スーパーツリーは高さ50メートル。うち2本は、街やガーデンを見渡せる全長128メートルの空中散策路「OCBCスカイウェイ」とつながっています。

ちょっとしたハイキングならOKという人は、サザン・リッジーズトレイルをマウント・フェーバーまで歩きましょう。接続している高さ36メートルのヘンダーソン・ウェーブから臨む南部シンガポールの眺めは、Instagramに投稿する価値あり。ハーバーフロント・センターからケーブルカーに乗ってマウント・フェーバーまで行き、そこから歩くこともできます。

難関だらけのハイキングに魅力を感じる人は、自然を愛する人やフィットネス大好き人間が集まるマクリッチに行ってみましょう。生い茂る緑の草木の間を進み、全長250メートルの吊り橋「ツリートップ・ウォーク」を渡ると、林冠の素晴らしい眺めを堪能できます。

街のスカイラインを眺めながらカイト・フライングやピクニックなどのアクティビティを楽しみたいときは、マリーナ・バラージに行きましょう。この緑豊かな施設は、日帰りで出かけて帰りにきれいな日没を撮影したいと考える家族連れやカップルに人気です。 

さあ、これでシンガポールのスカイラインの絶景を堪能できる観光スポットが揃いました。どこに行くにも、頼りになるカメラをお忘れなく!