他のF1開催地と比べても、シンガポールほど人々を魅了する体験にあふれるサーキットはないと言っても過言ではありません。F1初となるナイトレースであり、名物の鋭いカーブやターンではレーシングカーが激しく競り合い、ぶつかり合い、クラッシュしながらしのぎを削る様子を目の当たりにすることができます。レースはまさに街の真ん中で開催されるので、ドライバーもファンも一体となって、きらめくスカイラインを背景に体中の血が沸き立つような興奮をお楽しみいただけます。 

しかし、2017 F1シンガポール航空シンガポール・グランプリの見どころはレースだけではありません。グランプリ・シーズン・シンガポール(GPSS)には街全体がパーティー、ショッピング体験、グルメ、フェスティバルなど無数のアクティビティのるつぼと化します。そのすべてがレーストラックから徒歩圏内、または地下鉄に乗るだけとアクセスも抜群です。この記事では、シンガポールを訪れるのにベストな時期、GPSSの魅力を詳しくご紹介します。

夜が更けても、パーティーに沸く街はまだまだ眠らない

豪快なエンジン音が静まったあと、夜のシンガポールには、ダンスビートが響き渡ります。繁華街に立ち並ぶエンパイア(Empire)1-アルティテュード(1-Altitude)アッティカ(Attica)などのクラブではレースの打ち上げパーティーを企画。地元や海外からのDJを迎えて、ダンスフロアは特別な夜に相応しく熱気の渦に包まれます。数多い打ち上げパーティーの中でも特におすすめなのは、アンバー・ラウンジ(Amber Lounge)ザ・ポディアム・ラウンジ(The Podium Lounge)で開かれるパーティーです。どちらも豪華絢爛な会場で、セレブやF1のドライバー、有名人たちが訪れることで有名です。 

レースサーキットから近いエリアなら、ボート・キーやクラーク・キーなどのバーやクラブがひしめくエリアに向かいましょう。ロックをライブで楽しむならクレイジー・エレファント(Crazy Elephant)、サルサで一夜を踊り明かすならキューバ・リブレ(Cuba Libre)。他にも、最近発表されたDJ Magの世界ベストクラブランキングで4位にランクインしたズーク(Zouk)も見逃せません。また、こうしたライブ会場の多くではレースのチケット購入者向けにお得なキャンペーンを行っています。

お腹が空く暇などありません

お腹が空く暇などありません

何時間も踊りっぱなしで小腹が空いたら、今度はグルメを楽しみましょう。シンガポールでは、深夜の空腹を満たしてくれる軽食スポットもよりどりみどり。香港式の点心で評判のティム・ホー・ワン(Tim Ho Wan)(ラベンダーストリート、アペリアモール)や、小粋なスイーツを楽しめる2am:デザートバー(2am:dessertbar)など、深夜でも最高の味を満喫できるお店が揃っています。また、ニュートンフードセンターやラォパサなど、深夜遅くまで営業しているホーカーセンターも多数あります。サテー(肉の串焼き料理)やサンバル・スティングレイ(ピリ辛チリソースと共にグリルしたエイ)など、地元の味を存分にお楽しみください。地元っ子に混ざってホーカーセンターで朝食、というコースもおすすめです。シンガポールの朝食といえば、カヤ(ココナッツと卵から作られる伝統的なジャム)トーストと、1杯で目が覚めそうなコピー・オー(地元のブラックコーヒー)を是非お試しあれ。 

ワールドクラスのエンターテイメントが街を熱く盛り上げる

ワールドクラスのエンターテイメントが街を熱く盛り上げる

これまでGPSSのステージを飾った世界的ビッグアーティストの数々には、クイーン、マルーン5、カイリー・ミノーグらも名を連ねています。パダンのサーキットパーク内で夜ごとに催される熱い公演だけでも、F1のチケットを買うだけの価値があるでしょう。 

思う存分ショッピング

思う存分ショッピング

サーキットから徒歩圏内に多数のショッピングモールが集まっています。マリーナ・スクエアザ・ショップス・アット・マリーナ・ベイ・サンズラッフルズ・シティ・ショッピング・センターサンテック・シティなどには、ラグジュアリーブランドや有名ブランド、さらには独立系ブティックなどがひしめきます。モール内の店々をはしごしているうちに、気がつけばすっかり日が暮れていたなどということも。でも、冒険はこれだけではありません。さらなるお楽しみが待っています。MRT(大量高速輸送システム)に乗ってすぐのオーチャード・ロードで、オシャレなホームウェア、文具、地元のデザイナーが手掛けた土産品など、素敵なアイテムがいっぱいのナイス(Naiise)などのショップをチェックしましょう。 

サーキットからアートギャラリーへはあっという間

サーキットからアートギャラリーへはあっという間

ドライバーたちがエンジン音を響かせながら通り過ぎる壮麗な植民地時代の建物も、改めてじっくり見学しましょう。これらの建築物はシンガポールで最も重要な博物館やギャラリーとして利用されています。ナショナル・ギャラリー・シンガポールは、東南アジアアートの公的コレクションとしては最大規模を誇ります。その一方、シンガポール川河岸にあるアジア文明博物館は、アジア各地から集められた古代の遺物を多数収蔵しています。シンガポール・アート・ミュージアムプラナカン博物館シンガポール国立博物館などは、サーキットから徒歩ですぐの場所にあります。

シンガポールの多様性が一斉に花開く

リトル・インディア

ヒンズー教徒のお祭りディパバリや、中国系の人々のお祝いである中秋節(Mid-Autumn Festival)はGPSSのすぐ後にやってきます。このシーズンもGPSSに劣らず、あちらこちらの通りは華やいだ雰囲気で満たされます。ディパバリではリトル・インディアが鮮やかな色ときらめく光につつまれます。中秋節にはチャイナタウンの至る所に名物の提灯がかかり、ストリートパフォーマンス、バザールなどで賑わいます。シンガポールの多様性は文化だけにとどまりません。ガーデンズ・バイ・ザ・ベイの緑豊かな木々や花を見下ろす、セントラルビジネス地区の摩天楼。サーキットもそのすぐそばに位置します。

興奮のレースで最高に輝くライオンシティ

興奮のレースで最高に輝くライオンシティ

40年間にわたりF1と関わってきたバーニー・エクレストンも、シンガポールをF1の「至高の宝石」と称えます。でも、それはレースに限られたものだけではありません。GPSS期間中は、この街全体が音楽、パーティー、フード、そして、華やかな雰囲気一色に染まります。だからこそ、この時期がシンガポールの誇る最高の魅力を味わうのに最適なシーズンと言えるのです。