歴史豊かで美しいジョー・チャット/カトン地区。色彩あふれるプラナカン(海峡華人)のショップハウスが並ぶ光景には、賛美の声が上がることも珍しくありません。実は、建築だけでなく、バラエティ豊かな食べ物も、この地区が愛されている理由です。

さあ、食の旅に出かけましょう。シンガポールスタイルの食を足で探して、ハンバーガーショップや世界の味を楽しめる上等なレストランを吟味しましょう。このフード・トレイルが頼りになります。

郷に入れば郷の食に従え

食の旅のスタートは、イースト・コースト・ロードで。まず立ち寄りたいのは、「 328 カトンラクサ」です。ココナッツミルクベースのスパイシーなスープ麺、ラクサを食べられます。この屋台は、2013年に英国のセレブシェフ、ゴードン・ラムゼイと競い、看板料理で白星を挙げたことで知られています。クリーミーなスープにはエビのペースト、ココナッツミルク、ザルガイを使い、地元の人たちが好むピリ辛の濃厚な味わいを生み出しています。

次は、「グローリー・ケータリング」に行き、プラナカンスタイルのクエ(一口サイズの軽食やデザート)を味わいましょう。カラフルなクエは、米やもち米にタピオカ、ココナッツミルク、グラ・メラカ(ヤシ糖)などの材料を合わせて作るのが一般的です。クエ・ラピス(層になった蒸しケーキ)やクエ・ツツ(砕いたピーナッツやココナッツ粉を詰めた蒸しケーキ)は、ぜひお試しください。

まだお腹に余裕があるなら、ビーチ・ロード・プロウン・ミー・イーティング・ハウスに向かいましょう。エビのスープ麺が食べられます。ビーチ・ロードに立つ小さな屋台として出発したこの店は、豚とエビの合わせスープで有名です。甘みのある看板料理、エビヌードルは、今も人気が絶えることがありません。

ほかに、ジョー・チャット・プレイスにあるフェイ・フェイ・ワンタンのワンタン麺もぜひ試してほしい一品です。この屋台は毎日24時間営業なので、地元の人の間で夜食を食べる人気のスポットになっています。

通りをずっと下ると、キムズ・プレイス・シーフードがあります。チリクラブや店自慢のホッケン・プロウン・ミー(エビ焼きそば)といったシーフード料理を、ぜひ味わってみてください。

プラナカン料理も、少し味わいたいもの。本格的プラナカン料理が専門のグアン・ホー・スーンレストランを目指して進みましょう。1953年にオープンして以来、チキンをタマリンドソースとナッツで煮込んだアヤム・ブアクルアなど、スパイシー料理を提供し続けているレストランです。
 

世界の味

グルメの人々に耳寄りな話――この歴史地区には、多彩な外国料理も根付いています。

忘れずに訪ねたいのが、「スモーキーズBBQ」。米国スタイルの燻製料理やグリルの店で、バッファローウィングやベイビーバックリブで知られています。ショップハウスの間の路地に佇む、この地区に住む家族が連れだって訪れる人気のカジュアルレストランです。

典型的ベトナム料理を求める人は、ビーフフォー(スープ麺)や生春巻きなどのベトナム風屋台料理が食べられるロン・フンに行きましょう。ここは夜遅くまで賑わうビジネス街でもあるので、レストランも真夜中まで開いています。

次は、ローカルチェーン「ファットボーイズ・ザ・バーガー・バー」です。ハンドメイドのパテと独特のトッピングで作り上げるハンバーガーやボリュームのあるメイン料理を楽しめます。冒険心の持ち主なら、自分だけのハンバーガーを「組み立てる」こともできます。トッピング25種類以上、バンズ4種類、ソース11種類、各種パテから好みで選んで注文できます。

ケサディージャやブリトーを食べたい気分のときは、「ロウワー・イースト・サイド・タケリア」でメキシカンなメニューをチェックしましょう。勇気があれば「辛さに挑戦」にトライ――激辛ソースを完食すれば代金が無料になります。隣の「トゥ・ピッグス・フライ・キッチン + バー」では、ハンバーガーやインド料理とクラフトビールを注文しましょう。定期的に、サッカーの試合観戦も楽しめます。

ボリュームのある料理は性に合わないという方は、英国料理レストラン&カフェ「ラビット・キャロット・ガン」で、一日を締めくくりましょう。大皿に盛られた前菜やサンドイッチ、サラダ、キッシュ、ケーキなどが目に入るはずです。宿泊施設も併設しており、疲れた旅人のために目覚めの卵料理、パンケーキ、ミューズリーや、その他ブランチ料理を用意しています。

ジョー・チャット/カトン地区をめぐる食の旅に、すぐに出かけたい気分? 次のシンガポール旅行に出発する前に、この地区のカフェレストランをぜひチェックしましょう。